2大会ぶりの出場となったオランダが好発進だ。カタール・ワールドカップで11月21日にセネガルとグループステージA組の初戦で対戦。粘り強い守備に苦しんだものの、終盤に2点を挙げ、相手の反撃を代表初出場のGKアンドリース・ノパートら守備陣が抑えて2-0で上々の滑り出しとなった。

上写真=決めたガクポ(左)とアシストのF・デヨング。オランダが84分に先制!(写真◎Getty Images)

■2022年11月21日 カタールW杯A組(アル・サマーマ)
セネガル 0-2 オランダ
得点者:(オ)コーディ・ガクポ、デイビー・クラーセン

GKノパートは代表初キャップ

 アフリカ王者セネガルは、オランダにビルドアップを自由にさせず、ゲームの主導権を握った。後半、左ウイングのイスマイラ・サールを軸に攻勢を強めると、何度か好機を迎えるものの、どうしてもオランダゴールを割ることができない。

 チャンスメークができず苦しんだオランダだったが、84分、フレンキー・デヨングが左から絶妙のクロスをDFラインとGKの間に入れ、コーディ・ガクポが頭で合わせて先制。後半アディショナルタイムにはデイビー・クラーセンが、こぼれ球によく詰めてとどめを刺した。

 オランダのルイス・ファンハール監督は、初戦に28歳のGKアンドリース・ノパートを大抜擢。203cmの長身GKは再三のピンチを防ぎ、代表デビューマッチをW杯でのクリーンシートという最高の結果で飾った。

 71歳の名将は交代策にも冴えを見せ、追加点には途中出場のトゥン・コープマイナース、メンフィス・デパイ、クラーセンが絡み、守備的MFマルテン・デローンが零封に貢献した。しかし、チーム全体の出来としては低調で、殊勲のガクポは「次の試合(対エクアドル戦)までに、もっとビルドアップを改善しないといけない」と気を引き締めていた。


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