千葉県内で行われているU-21日本代表候補合宿は今日11日が最終日を迎え、大学選抜との練習試合が予定されている。追加招集という形で参加した染野唯月(鹿島アントラーズ)は、今回の合宿でポジティブな刺激を受けたと語った。

上写真=オンラインで取材に応じる染野唯月(写真◎スクリーンショット)

シュートを狙い、味方に合わせたい

 染野は当初は今回の合宿に招集されていなかったが、ケガやクラブ事情によって参加辞退が相次ぎ、急きょ追加で招集されることになった。今季リーグ戦ではここまで7試合ノーゴールだが、ルヴァンカップでは5試合2得点(うち2試合に先発)。徐々に存在感を高めていた。かつては遠慮もあったというが、今は自分で要求するところは要求し、ゴールを目指すプレーが身が書かれつつあるという。そこが「今年、変わった」点。

 その姿勢は今回の代表活動でも生かしたいところだろう。今日11日に行われる大学選抜との練習試合でも結果を残し、改めて自らの存在をアピールすることを目指す。

「自分でもシュートを打っていきたいし、その中で周りもうまく使っていきたい。自分がなるべく合わせあげたいというのがあるので、味方を見て、自分が味方が受けやすいボールであったり、合わせられるようにしていけたら」

 求めるのはゴールに絡むプレーだ。攻撃を活性化させるような働きをピッチで表現するつもりだ。そのために重要なのは、周囲との関わりになる。今回の合宿は、集合から練習試合まで時間が限られる上に、初めて組む選手も多い。いきなりすべてがうまくいくとは考えていないが、だからこそ「個人個人の良さを出しつつ、自分で積極的にゴールを狙いながら、コミュニケーションを取って試合に臨みたい」と語った。

 久しぶりの代表活動では「やっぱりうまい選手が集まる場所。鹿島でしか見られなかった部分がここにきて、見られるのはすごく勉強になります」と大いに刺激を受けている様子。まだ最後の練習試合を残すが、今回の合宿が染野にとって、自らをさらに成長させる機会になったのは間違いないだろう。


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