カタールW杯の北中米カリブ海予選は、前節時点でカナダが9大会ぶり2回目の出場を決定。残り2枠となった出場権をめぐり、アメリカ、メキシコ、コスタリカが日本時間31日、最終節に臨んだ。結果メキシコとアメリカがW杯出場権を獲得。コスタリカはアメリカとの直接対決を制したが、得失点差で及ばず、プレーオフに回ることになった。

上写真=相手を突き放すPKを決め、仲間に祝福されるメキシコのラウル・ヒメネス(左/写真◎Getty Images)

最終節でコスタリカはアメリカを破るも…

 前節、カナダは36年ぶりにW杯出場を決め、残り2枠となった出場権を3チームが争う形で最終節を迎えていた。出場権は3位以内に与えられるが、前節13節終了時点の順位は以下の通りとなっていた。

・1位 ◎カナダ(勝ち点28/得失点差17))
・2位 アメリカ(勝ち点25/得失点差13)
・3位 メキシコ(勝ち点25/得失点差7)
・4位 コスタリカ(勝ち点22/得失点差3)

 得失点差を考えてもアメリカとメキシコが優位な状況だった。はたして最終節が行われ、メキシコはホームで6位エルサルバドルに快勝。ウリエル・アントゥナ、ラウル・ヒメネスのゴールなどで2ー0とすると、危なげない戦いぶりで勝ち点を積み上げた。最終的には28ポイントとして2位に浮上。8大会連続でW杯出場を決めた。

 注目のアメリカとコスタリカの直接対決は、ホームのコスタリカが2ー0で勝利。予選終盤にきて4連勝を実現し、最後は勝ち点でアメリカに並んだものの、得失点差を詰めることはできず。結果、アメリカが3位となり、2大会ぶりのW杯出場を決めた。

 4位のコスタリカは6月13日(or14日)に開催される大陸間プレーオフに回ることになった。オセアニア代表のニュージーランドと対戦し、W杯出場権の獲得を目指す。

◆北中米カリブ海予選・最終順位(上位のみ)
・1位 ◎カナダ(勝ち点28/得失点差16))
・2位 ◎メキシコ(勝ち点28/得失点差9)
・3位 ◎アメリカ(勝ち点25/得失点差11)
・4位 コスタリカ(勝ち点25/得失点差5)


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