国際サッカー連盟(FIFA)とヨーロッパ・サッカー連盟(UEFA)は28日、「代表チーム、クラブチームにかかわらず、すべてのロシアチームに対して、FIFAとUEFAの主催大会への出場を停止する」との共同声明を発表した。

上写真=FIFAとUEFAが共同声明を発表し、ロシアの代表とクラブの国際大会への出場を禁じた(写真◎Getty Images)

対応が不十分との声があがっていた

 FIFAとUEFAは、ロシアの代表チームおよびクラブチームに対して、両組織が主催する大会への出場を当面、停止すると発表した。ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、制裁措置を決めた。事実上の国際舞台からの締め出しである。

 FIFAは27日にロシア国内での国際試合の開催禁止とともに国名、国旗、国歌の使用禁止を命じたが、各国のサッカー協会から対応が不十分との声があがっていた。

 国際オリンピック委員会(IOC)が28日にロシアとベラルーシに対して、全競技団体の国際大会からの除外を勧告したこともあり、FIFAとUEFAが協議。今回の決定に至った。

 ロシア代表は3月24日にFIFAワールドカップ・カタール大会のヨーロッパ予選プレーオフでスウェーデンとの対戦が予定されており、スパルタク・モスクワは3月10日および17日にヨーロッパリーグのラウンド16でライプツィヒと対戦するはずだった。いずれも今回の措置により出場できなくなった。


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