7月27日の東京五輪1次リーグE組第3戦で、カナダ代表とイギリス代表が対戦。日本のグループの首位通過を懸けた一戦は、カナダが先制したものの、終盤にイギリスが幸運なオウンゴールで追い付き、引き分けに終わった。

上写真=両者譲らず引き分け、イギリスが首位で準々決勝へ(写真◎Getty Images)

■2021年7月27日 サッカー女子1次リーグE組(@茨城カシマスタジアム)
カナダ女子 1-1 イギリス女子
得点:(カ)アドリアナ・レオン
   (イ)オウンゴール

・カナダ女子メンバー◎GKステファニー・ラビー、DFジェード・リビエール、カディーシャ・ブキャナン、バネッサ・ジル、アシュリー・ローレンス(80分:ガブリエル・カーリー)、MFソフィー・シュミット、レベッカ・クイン(67分:ジュリア・グロッソ)、ディアン・ローズ(HT:ジョーディン・フートマ)、ジャニン・ベッキー(HT:ジェシー・フレミング)、アドリアナ・レオン、FWエベリン・ビアン(54分:ニシェル・プリンス)
 ※実際のポジションで表記

・イギリス女子メンバー◎GKエリー・ローバック、DFルーシー・ブロンズ、リア・ウィリアムソン、ミリー・ブライト、デミ・ストークス、MFジル・スコット(63分:キム・リトル)、ソフィー・イングル(77分:フランチェスカ・カービー)、レイチェル・デーリー(63分:エレン・ホワイト)、カロライン・ウィア、ジョージア・スタンウェー、FWニキタ・パリス
 ※実際のポジションで表記

相手選手に当たって大きくコースが変化

 両チームとも準々決勝進出を決めていることもあって主力を温存し、カナダはチリとの第2戦から先発6人、イギリスは日本との第2戦から先発5人を入れ替えて臨んだ。立ち上がりからお互い積極的にシュートを放つものの得点には至らず、スコアレスで前半を終える。
 
 後半、先制したのはカナダだった。自陣でのボール奪取からカウンターに転じて左サイドに展開し、DFローレンスが素晴らしいスピードのドリブルで突破からセンタリング。中央には合わずファーサイドまで流れたボールを、MFレオンが左足ダイレクトで合わせてゴール右上スミに決めた。
 
 先制されたイギリスは、第2戦までにチームの全3得点を挙げているエースのFWホワイトなど2人を同時に投入。さらに1人を代えて同点を狙うも、なかなか得点できなかった。しかし終盤に入った85分、MFウィアが左足で約25メートルの距離からミドルシュートを放つと、カナダFWプリンスに当たって大きくコースが変わり、GKの逆を突いてゴールイン。幸運なオウンゴールで1-1とした。

 結局、そのまま引き分けで終了し、イングランドが首位、カナダが2位に。7月30日の準々決勝では、イングランドがこの日と同じ茨城カシマスタジアムでオーストラリアと、カナダが宮城スタジアムに移動してブラジルと対戦する。

■グループE順位表
1 ※イギリス(勝ち点7/2勝1分け/4得点・1失点/得失点3)
2 ※カナダ(勝ち点5/1勝2分け/4得点・3失点/得失点1)
3 ※日本(勝ち点4/1勝1分け1敗/2得点・2失点/得失点0)
4 チリ(勝ち点0/3敗/1得点・5失点/得失点-4)
※決勝トーナメント進出決定


This article is a sponsored article by
''.