堂安律が所属クラブの事情により不参加になったことで、日本代表に追加招集された奥川雅也も不参加となる可能性が浮上した。所属するザルツブルクで6名が新型コロナウイルスの陽性判定を受けたためだ。9日に予定されていた日本代表への合流は見送られた。

上写真=ザルツブルクに所属する奥川雅也(写真◎Getty Images)

森保監督も最近のプレーを高く評価

 急きょ、日本代表に招集された奥川だが、新型コロナウイルスの影響で参加できない可能性が出てきた。所属するザルツブルクの選手6名の感染が判明。クラブは、リーグとオーストリアサッカー協会のプロトコルに従い、当該選手の隔離を発表した。その他の選手も感染予防のため、行動を制限するとしている。

 日本サッカー協会(JFA)ではザルツブルクと連絡を取り、事実確認を行なっているが、9日の日本代表合流は見送られた。濃厚接触者の判定が行なわれていない中で代表に合流することは難しく、今後の検査や特定にかかる時間を考えても今回、奥川が代表活動に参加するのは極めて困難な状況となった。

 日本時間9日夕方の会見で、森保一監督は奥川の招集理由について、次のように説明していた。「彼自身のパフォーマンスも上がっている。プレーの力強さ、存在感がチームで増してきていると思っています。最近ではCLのバイエルン戦で得点を取り、あの得点シーンは彼の特長が出ていた。スペースのない中でボールを受ける、そしてスムーズにボールをゴールに運んでいく、そういう特長を強い相手にも出せる選手。それにFWも、サイドハーフも、さらにサイドバックもやっていましたし、チームのためにどこのポジションでも戦っていこうという姿勢を見せている。そういうところをすべて見た上で、今回招集しました」

 指揮官も期待する新戦力の参加の可否について、JFAは確定次第、発表するとしている。


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