日本サッカー協会(JFA)は19日、新型コロナウイルスの影響により『高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020』を中止すると発表した。

上写真=JFAが高円宮杯プレミアリーグの中止を発表(写真◎Getty Images)

移動による感染リスクを懸念

 JFAは「新型コロナウイルス感染拡大の影響により開幕を延期し、協議を続けてきましたが、全国をまたぐ移動による感染リスクを払拭できないことから、選手たちの安全を第一に考えた結果、中止することを決定しました」と説明した。

 この決定を受け、東西リーグの優勝チームが対戦する年末の『高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2020 ファイナル』、およびプレミアリーグ昇格を決める『高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2020 プレーオフ』も中止となる。

 中止に伴いJFAは、プレミアリーグの20チームが『高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ』(各9地域開催:88チーム)に加わる2020年度限定の新たな合同リーグの創設準備を各地域において開始。新型コロナウイルス感染拡大の第2波、第3波の影響や移動による感染リスクを考慮しながら、選手のゲーム環境が確保することに努めるという。

 日本サッカー協会 副会長・競技会委員長の林義規氏は次のようにコメントした。

「非常に難しい判断ではありましたが、このような形で苦渋の決断をせざるを得ませんでした。リーグ開催可否の判断が遅れると、新たな大会を作るという時間がなくなってしまうと考えたからです。

このような状況下、地域の方々から「全国リーグができないなら地域単位で選手たちの試合環境を創り出してあげよう」と声をあげてきてくれました。選手の楽しみや成長を奪うことはできるだけ避けたいという我々の想いと、この難局を一緒に乗り切ろうという地域でサッカーを支えてくれている皆様の熱い想いが合致して、今回の新しい形でのリーグが開催される運びとなりました。

今後も感染リスクがゼロになることは考えられませんが、安全面を第一優先としつつ、選手達にサッカーをプレーできる環境を与えることができるように、引き続き努力していきたいと思います」

 なお、新たな合同リーグの詳細は決定次第、発表される予定となっている。


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