10月3日、JFAハウスにて、2022FIFAワールドカップカタール大会出場に向けたアジア2次予選(兼AFCアジアカップ中国2023予選)のモンゴル戦、タジキスタン戦に臨む日本代表メンバーが発表された。モンゴル戦は今予選のホーム初戦となる。今回、大迫勇也が負傷で招集外となったFWには、9月シリーズに引き続き、永井謙佑が選ばれたほか、鎌田大地と浅野拓磨が招集された。

上写真=所属するフランクフルトで評価を高めている鎌田大地(写真◎Getty Images)

代わりではなく新たなオプションに

 日本代表は、10月にカタール・ワールドカップ出場を目指す2次予選の第2戦、第3戦を戦う。10日のモンゴル戦はホーム、15日のタジキスタン戦はアウェー。FIFAランクでは日本(31位)よりもかなり下の両国(モンゴル:183位、タジキスタン:115位)だが、メンバー発表会見に出席した森保一監督は、格下との連戦という見方をやんわりと否定し、「色んな状況に対応していけるように、相手が強かろうが弱かろうが、日本代表として経験を共有しながら戦っていく」と話した。

 また、大迫勇也が負傷で招集外となり、注目されたFWには、鎌田大地が今年3月以来、浅野拓磨が昨年9月以来の代表復帰を果たしている(浅野は昨年10月、1月のアジアカップも招集されたが負傷で辞退していた)。

 2人に関して指揮官は、「所属チームで継続して出場していますし、良いパフォーマンスを見せている。彼らの持っているものを十分にチームの中で生かせると思う」と期待を口にした。大迫とはタイプが異なるとの指摘にも、「チームにとっては戦うオプションがたくさんできると思う。今回招集させてもらった3人のFWに関してもそれぞれ特徴を持った選手ですし、本人たちの良さを出してもらいたい」と説明した。

「それぞれの試合で勝ち点3を取れるように、勝利という結果を届けられるように、しっかりと戦いたい」(森保監督)

 メンバーについては毎回、そのときのベストを選ぶと話してきた森保監督。10月シリーズでも、きっちり勝ち点6を得て、その上でチームをさらに進化させることを求めるという。

■2022FIFAワールドカップカタール・アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選(10/10モンゴル代表戦・10/15タジキスタン代表戦)

日本代表メンバー(選手名・所属)
▼GK
川島 永嗣(ストラスブール=フランス)
権田 修一(ポルティモネンセ=ポルトガル)
シュミット・ダニエル(シントトロイデン=ベルギー)
▼DF
長友 佑都(ガラタサライ=トルコ)
吉田 麻也(サウサンプトン=イングランド)
酒井 宏樹(マルセイユ=フランス)
植田 直通(セルクル・ブルージュ=ベルギー)
安西 幸輝(ポルティモネンセ=ポルトガル)
畠中 槙之輔(横浜FM)
冨安 健洋(ボローニャ=イタリア)
▼MF
原口 元気(ハノーファー=ドイツ)
柴崎 岳(デポルティーボ・ラコルーニャ=スペイン)
遠藤 航(シュツットガルト=ドイツ)
伊東 純也(ヘンク=ベルギー)
橋本 拳人(FC東京)
中島 翔哉(ポルト=ポルトガル)
南野 拓実(ザルツブルク=オーストリア)
板倉 滉(フローニンゲン=オランダ)
堂安 律(PSV=オランダ)
久保 建英(マジョルカ=スペイン)
▼FW
永井 謙佑(FC東京)
浅野 拓磨(パルチザン=セルビア)
鎌田 大地(フランクフルト=ドイツ)

写真◎Getty Images

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