アウェーで鹿島と対戦した松本だが、結果は5失点を喫して完敗。その中で、古巣との対戦を迎えた杉本太郎は、チーム最多のシュート2本を放つなどアグレッシブな姿勢を貫いた。

上写真=古巣の鹿島と対戦した松本の杉本(写真◎J.LEAGUE)

■2019年5月18日 J1リーグ第12節
鹿島 5-0 松本
得点者:(鹿)レオ・シルバ、白崎凌兵2、セルジーニョ、中村充孝

「そこを抜いたら、スペースがある」

 2016年シーズンまで鹿島でプレーした杉本太郎は、3-4-2-1システムの2列目で先発。今季から完全移籍で加わった松本の一員として、古巣から勝利を奪うべく積極的に前へとボールを運んだ。

 結果的にチームは5失点を喫して敗れたものの、前後半に1度ずつ、杉本に見せ場が訪れた。中盤でボールを受けると、バイタルエリアに侵入して右足を振り抜く。果敢なミドルシュートを放ち、ゴールへの意欲を見せた。

「イメージ通り」というシュートまでの過程は、元鹿島の杉本だからこそ見いだせたのかもしれない。

「(鹿島は)ボランチが結構前に出る。だから、ボールサイドではなくて、(ボールから)遠いサイドのボランチの裏で受けようと思っていました。後半のシュートの場面では、その遠いサイドのボランチとの駆け引きで勝てた。そこを抜いたら、スペースがあると思ったし、(実際に)シュートまで行けた」と、一連の動きを振り返った。

「個人的にはゴール前での落ち着き」と話す課題を改善し、これからも松本を勝利へ導くためのゴールを狙う。


This article is a sponsored article by
''.