画像: 第96回天皇杯は川崎フロンターレを2-1で破った鹿島アントラーズが優勝した(撮影◎毛受亮介)

第96回天皇杯は川崎フロンターレを2-1で破った鹿島アントラーズが優勝した(撮影◎毛受亮介)

J1リーグ、ルヴァンカップと並ぶ日本サッカー3大タイトルの一つ、天皇杯。第97回となる今大会は例年より開幕が早く、4月22日に都道府県代表チームとJFLシードチームが登場した1回戦を消化。6月21日(水)の2回戦では、いよいよJ1とJ2のクラブが登場する。

大学生以上のチームに門戸が開かれているオープン大会の天皇杯は、優勝争いだけでなく、その過程での「ジャイアント・キリング(大物食い)」も楽しみの一つかもしれない。カテゴリーが下のチームが格上に挑む対戦が多いトーナメントの初期段階では毎年、Jクラブがアマチュアのチームに敗れるなどの番狂わせが起こる。今大会もすでに1回戦で、茨城県代表の筑波大が、J3のYS横浜を2-1で下すジャイアント・キリングを達成した。

迎える2回戦では、山形-長崎、町田-大分などのJ2クラブ同士の対戦の一方で、格下が格上に挑むカードも多い。前述した筑波大は、ジャイアント・キリングの再現を目指してJ1の仙台と対戦。元日本代表監督の岡田武史がオーナーを務めるJFLのFC今治が、J2の岡山に挑戦するカードも注目だ。

今回は水曜日開催のため、ジャイアント・キリングが起こる可能性も通常より高いと言えそうだ。週末にリーグ戦を控えるJ1、J2のクラブが格下のクラブと対戦するカードでは、リーグ戦の主力を温存して控えメンバー中心で臨むことも多く、本来なら大きいはずの実力差も接近する。格上のクラブが序盤の決定機を逃したりすれば、接戦の予感が高まってくる。

日本サッカー協会の公式HPには、人気漫画「ジャイアント・キリング」のイラストとともに、「これはお前達のジャイアント・キリングの始まりだぜ」とのメッセージが(http://www.jfa.jp/match/emperorscup_2017/)。全32試合の戦いで、今回はいくつの番狂わせが起こるのだろうか?

■第97回天皇杯/2回戦カード:6月21日(水) 19:00
鹿島(J1)×FCマルヤス岡崎(愛知県代表)
山形(J2)×長崎(J2)
札幌(J1)×いわきFC(福島県代表)
清水(J1)×北九州(J3・福岡県代表)
柏(J1)×ブリオベッカ浦安(千葉県代表)
町田(J2)×大分(J2)
FC東京(J1)×長野(J3・長野県代表)
岡山(J2)×FC今治(愛媛県代表)
G大阪(J1)×ヴェルスパ大分(大分県代表)
千葉(J2)×東京V(J2)
磐田(J1)×Honda FC(ベストアマチュアシード)
湘南(J2)×国士舘大(東京都代表)
大宮(J1)×tonan前橋(群馬県代表)
愛媛(J2)×讃岐(J2)
仙台(J1)×筑波大(茨城県代表)
福岡(J2)×宮崎産業経営大(宮崎県代表)
浦和(J1)×グルージャ盛岡(岩手県代表)
水戸(J2)×熊本(J2)
新潟(J1)×バンディオンセ加古川(兵庫県代表)
C大阪(J1)×新潟医療福祉大(新潟県代表)
神戸(J1)×富山(J3・富山県代表)
金沢(J2)×横浜FC(J2)
横浜FM(J1)×FC大阪(大阪府代表)
京都(J2)×沼津(J3・静岡県代表)
川崎F(J1)×栃木ウーヴァFC(栃木県代表)
山口(J2)×群馬(J2)
甲府(J1)×ヴァンラーレ八戸(青森県代表)
名古屋(J2)×SRC広島(広島県代表)
広島(J1)×鹿児島(J3・鹿児島県代表)
徳島(J2)×岐阜(J2)
鳥栖(J1)×松江シティFC(島根県代表)
松本(J2)×MD長崎(長崎県代表)


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