U−17日本代表は17日、タイで開催されている『AFC U17アジアカップ2023』の初戦、ウズベキスタン戦に臨んだ。前半、道脇豊(熊本)のゴールで先制に成功したが、試合終盤に追いつかれて1−1のドローに終わった。
上写真=先制に成功して歓喜するU−17日本代表(写真◎AFC)
流れるような展開から先制に成功
開始8分、日本が先制に成功する。左サイド、吉永夢希からのクロスをFWの道脇豊がドンピシャでヘッド。ボールを動かし、相手の守備陣形を広げて狙い通りの形でネットを揺らしてみせた。
失点後もウズベキスタンがそれほど激しくプレスに来ないため、日本はピッチ状態が悪い中でもボールをしっかり動かした。
だが、得点後はゴールが遠く、相手にチャンスを与えないが、日本も決定的なチャンスをなかなか生み出せなかった。後半開始直後に訪れた好機も名和田我空のシュートは相手GKの好セーブに遭ってゴールにつながらず。すると、日本は終盤になって相手を仕留め損ねたつけを払わされることになった。
82分、一瞬の隙をつかれてしまう。土屋櫂大の背後にボールを蹴られ、FWサイドフとの競争になるが、一歩抜け出されてシュートを許す。GK後藤亘が反応してボールに触れたが、逆サイドにねじ込まれた。
アディショナルタイムの90+8分には、またもサイドフに抜け出されシュートを打たれたが、このピンチは後藤が距離を素早く詰めてストップ。守護神の好守に日本は救われた。1−1のドローで決着。初戦で勝ち点1は決して悪くない結果だが、終盤までリードを奪っていたことを考えれば、何とも惜しい展開だった。
次戦、6月20日。日本はベトナムと対戦する。
▼出場メンバー
U17日本代表:GK後藤亘、DF松本遥翔、小杉啓太、土屋櫂大、永野修都、吉永夢希(60分:川村楽人)、MF 矢田龍之介、佐藤龍之介、山本丈偉、FW道脇豊(69分: 高岡伶颯)、名和田我空(69分:杉浦駿吾)