プレミアリーグの32節が7日に行われ、前節終了時点で首位に立っていたリバプールがアウェーでマンチェスター・ユナイテッドと対戦。軽い打撲で前節欠場の遠藤航がスタメンで復帰したが、リバプールは先制しながら勝ちきれず、得失点の差で首位の座を明け渡すことになった。

上写真=マンチェスター・U戦でスタメンに復帰したリバプールの遠藤航(写真◎Getty Images)

攻守に安定したプレーを披露

 打撲により、3日前のシェフィールド・ユナイテッド戦を欠場した遠藤航はアウェーのマンチェスター・ユナイテッド戦でスタメンに復帰した。

 リバプールの主軸を担う遠藤は、この日も攻守両面でチームに貢献。22分にCKからルイス・ディアスが先制すると、その後も敵地オールド・トラフォードでのゲームながら相手を圧倒。相手にシュートを許さず、優勢に試合を進めて前半を終えた。

 だが、相手を上回った前半に追加点を奪えなかったことが響いた。リバプールは後半、一時的に逆転を許すことになる。50分にブルーノ・フェルナンデスにゴールを決められると、67分にもコビー・メイヌーにネットを揺らされた。

 その直後に、攻守に安定していたプレーを見せていた遠藤は、ハーヴェイ・エリオットと交代し、ベンチに下がる。残り時間10分を切って、そのエリオットがボックス内で倒され、リバプールはPKを獲得。これをモハメド・サラーが決めて84分に同点に追いついた。

 結局、2−2で試合終了。前節終了時点で首位に立ったリバプールだったが、勝ち点1の獲得に留まった今節はアウェーでブライトンを下したアーセナルに勝ち点71で並ばれ、得失点差で9ポイント上回られたために2位に後退した。3位には勝ち点1差でマンチェスター・シティがつけており、依然として、し烈な優勝争いの渦中にある。