シント=トロイデンVV(STVV)が現地3日、ベルギーリーグ第16節に臨んだ。アウェーでのメヘレン戦は、GK鈴木彩艶、橋岡大樹、伊藤涼太郎が先発。前半のうちに伊藤の1撃を含み、2ゴールをあげると、そのまま2−0で勝利。リーグ戦で4試合ぶりの勝利を飾った。

上写真=前半42分に追加点を決めたSTVVの伊藤涼太郎(写真◎STVV)

藤田、山本は途中出場

 STVVが前半の2ゴールで勝負を決めた。開始5分、直接FKの場面でコイタがゴールを狙い、1度は壁に跳ね返されるが、こぼれてきたところを蹴り込み、先制に成功する。

 そして前半終了間際の42分、伊藤が追加点を決めた。コイタのシュートがポストを直撃し、こぼれ球に反応した伊藤がネットを揺らした。7節のメヘレン戦以来の伊藤のゴールで2点のリードを奪ったSTVVは、後半も相手ゴールを何度か脅かした。

 伊藤は後半も攻撃をけん引。積極的にシュートを放っていった。結果、追加点は奪えなかったが、その姿勢でチームを鼓舞し続けた。守備ではGK鈴木彩艶を中心にメヘレンの攻撃を抑えきり、無失点を継続。集中力を最後まで切らさず、吹雪という悪条件のなかで2−0で勝ち切った。

 STVVにとっては4試合ぶりの勝利。なお、日本人選手では鈴木、橋岡大樹、伊藤が先発。藤田譲瑠チマ(77分から)、山本理仁(86分から)が途中出場した。