プレミアリーグ第8節が現地8日に行われ、三笘薫が所属するブライトンと遠藤航が所属するリバプールが対戦した。試合はホームのブライトンが先制したが、前半のうちにリバプールが逆転。そのまま押し切るかと思われたものの、後半にホームチームが追いつき、2−2で決着した。

上写真=リバプールのサラーを追いかけるブライトンの三笘薫(写真◎Getty Images)

遠藤はベンチ入りも出場機会なし

 先制したのはホームのブライトンだった。リバプールのDFファンダイクからMFマクアリスターに出された縦パスを右サイドハーフのシモン・アディングラがカット。そのままシュートを放つと、前に出てビルドアップに参加していたGKアリソンが慌てて手を伸ばしたが及ばず。思わぬ形でブライトンがリードを手にした。

 しかし、その後はリバプールも攻勢に出て、前半の終盤に逆転に成功する。同点弾は40分。お返しとばかりにブライトンのビルドアップの縦パスをカットするとカウンターを仕掛け、最後はサラーがネットを揺らした。そして前半のアディショナルタイム。ソボスライがブライトンのボランチ、グロスにボックス内で倒されてPKを獲得。これをサラーが冷静に沈め、試合をひっくり返した。

 後半は、逆転に成功したリバプールがその勢いを駆って押し気味に試合を進めたが、65分を過ぎるとブライトンも盛り返す。左サイドハーフで先発した三笘も前半に比べてボールに触れる機会を増やし、積極的な仕掛けも見せた。68分にはカットインからあわやのシーンも作り出す。ボックス内で三笘の蹴ったボールはファンダイクの手に当たったが、先に足に当たり弾んでいたため、ハンドとは判定されず。それでも三笘の突破によりチャンスが生まれていた。

 すると78分、ブライトンがゴールを決める。敵陣左で得たFKの場面でマーチが蹴ったボールをダンクがダイレクトにプッシュ。今度はホームチームが試合を振り出しに戻してみせた。

 その後もペドロが決定機を迎えるなどブライトンは何度かゴールに迫ったが、最後まで勝ち越すことはできず。対するリバプールも以降は決定的なチャンスを生み出せず、結局試合は2−2で終了。上位対決は互いに勝ち点1を分け合う結果になった。

 ブライトンの三笘はフル出場。一方、リバプールの遠藤はベンチ入りしたものの、出場機会はなかった。