2023ー24シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第2節が3日に行われた。レアル・ソシエダ(スペイン)はアウェーでザルツブルク(オーストリア)と対戦。久保建英は右ウイングとして先発し、チームの2点目をお膳立て。63分までプレーし、勝利に貢献した(2−0)。

上写真=ザルツブルク戦に先発し、63分までプレーしたソシエダの久保建英(写真◎Getty Images)

敵地で積極性を見せたソシエダ

 開始直後からアウェーのソシエダが積極性を見せた。ザルツブルクゴールへのルートをボールを動かしながら探っていく。すると、7分に早速ネットを揺らした。

 ブライス・メンデスのパスを受けたミケル・オヤルサバルが左足一閃。試合のスタートからチーム全体で示していた勝利のへの意欲を、ゴールという形に結びつけた。

 追加点も前半のうちに記録する。自陣で久保のパスを受けて入れ替わったB・メンデスがドリブルで一気に前進。独走状態から左足を振り抜き、リードを広げることに成功した。久保のアシストからチームの2点目が生まれている。

 ハードな日程をこなす中、久保は63分にベンチに下がったが、ソシエダはそのまま2−0で試合を終え、前節インテルにドローに持ち込まれた反省を生かして今季のCLで初勝利をあげた。

 なお、チームが前回CLを戦った2013ー2014シーズンは未勝利で大会を後にしており、この勝利は2003ー2004シーズン以来、実に20シーズンぶりに手にしたもの。ソシエダにとっては、大きな勝ち点3になった。