シント=トロイデンVV(STVV)が現地17日、ベルギーリーグ第7節に臨んだ。ホームにメヘレンを迎えた一戦には、U22代表帰りのGK鈴木彩艶、A代表帰りの橋岡大樹、そして伊藤涼太郎が先発。積極的なプレーを見せたSTVVは橋岡、伊藤が初ゴールを決め、2−0として、リーグ戦で5試合ぶりの勝利を飾った。

上写真=2021年1月に加入後、初ゴールを飾った橋岡大樹(写真◎STVV)

GKは鈴木彩艶が先発

 STVVが久々の勝利を手にした。先制したのは代表活動帰りの橋岡大樹だった。33分、伊藤涼太郎、ヤルネ・ステウカウスとパスがつながり、最後はボックス右に進入していた橋岡が右足を振り抜くと、ボールは左ポストを叩いてゴールに吸い込まれた。2021年1月にSTVVに加入し、今季で4季目を迎える橋岡にとって初ゴールだった。

 その後、前半の終盤にはメヘレンの猛攻にあったものの、GK鈴木彩艶の好守もあって無失点を継続。1−0で前半を終えて後半を迎えると、STVVが追加点を手にした。

 63分、STVVが敵陣でボール奪取に成功すると、伊藤がマティアス・ドゥロルジュに預けてボックス内へ走り出す。ボールはステウカウスを経由して再び伊藤の元へ。GKの位置を冷静に見極めてニアサイドに蹴り込んだ。橋岡に続き、伊藤もこの一戦で移籍後初ゴールを記録した。

 その後、68分に藤田譲瑠チマ、69分に山本理仁が途中出場。STVVは再三のチャンスを決めきれなかったが、メヘレンの反撃を抑えて2−0で勝ちきり、2節のコルトレイク戦以来となる5試合ぶりの白星を手にした。なお、岡崎慎司はベンチ入りしたものの、この日は出番がなかった。