写真◎Getty Images
オランダ・エールディビジが開幕した。今夏に小川航基が加入したNECナイメヘンは13日、ホームでエクセルシオールと対戦。小川は1トップで先発し、後半にヘディングで得点をスコア。新戦力としてその力を発揮したが、チームは土壇場で勝ち越しを許し、逆転負けを喫することになった。
上写真=CKの場面で豪快なヘッドを決めた小川航基(写真◎Getty Images)
小川交代後に2失点で逆転負け
NECがホームにエクセルシオールを迎えた開幕戦。小川は1トップでスタメンを飾った。
12分に相手に先生を許す苦しい展開も、36分にバースの得点で追いつく。前半終了間際の44分にはパスワークで相手を攻略し、ハンセンのゴールで逆転に成功した。だが、後半、そのままの勢いで押し切りたいNECだったが、53分に右のCKからヴィデルにヘッドを決められてしまう。試合は再び振り出しに戻った。
互いに次の1点を求めてアグレッシブにプレーする中で、その瞬間が訪れた。NECの右CKのチャンス。シェーネが蹴ったボールに合わせたのが小川だった。
ファーサイドに動きながらマーカーの死角に入り、しっかりジャンプして頭でボールを叩きつけた。まさにストライカーらしいゴール。小川の働きにより再びチームにリードをもたらした。
良い流れで勝ち越したNECだったが、小川が65分に交代でベンチに退いた後、図らずも相手の圧力が増すことになった。リードしてややペースダウンしたこともあったかもしれないが、結果、エクセルシオールに逆転を許してしまう。
73分、そしてアディショナルタイムの90+10分にもゴールをこじ開けられて、逆転負け。ゴール前に守備者がいたものの、相手の攻めに抗うことはできなかった。小川の開幕戦ゴールは生まれたが、NECはエクセルシオールとの打ち合いに敗れ(3−4)、白星発進とはならなかった。