上写真=左ウイングで先発フル出場した斉藤光毅。決勝進出が決まり、ご覧の笑顔!(写真◎Getty Images)
スパルタが激闘を制してヨーロッパ行きに前進
第1戦で2−1の勝利を手にしているスパルタは、ホームの第2戦で勝てば文句なしでプレーオフ決勝に進出できる状況にあった。スコアレスの前半を経て迎えた後半、56分にファンクローイがネットを揺らすも、VARでゴールが取り消しになる。
それでもボールを握り、チャンスの数でもスパルタが上回り、優位に試合を進めていた。だが、欲しかった先制ゴールを手にしたのはユトレヒトだった。80分、敵陣右サイドのスローインからキャン・ボズドガンが鋭いクロスを供給。ファーサイドへ流れたところに、キャプテンマークを巻くニック・フィエルヘフェルが飛び込み、右足を合わせてGKを破った。
試合は0−1のまま終了し、2戦合計スコアが2−2となって、試合は延長戦に突入する。4−3−3の左ウイングで先発していた斉藤は90分を戦い抜き、延長もそのままプレーすることになった。
15分ハーフの延長戦でも決着はつかず、勝敗はPK戦に委ねられることになった。先攻はスパルタ。後攻はユトレヒト。GKはスパルタがオリイ、ユトレヒトはGKバルガス。
スパルタは、ファンクローイ、フェルシューレン、アベルス、キトラノと4人連続で成功したのに対し、ユトレヒトはドスト、ブース、ファン・デ・ストリークと3人が決めた後の4人目ブラウウェルスが失敗。
しかしこれで決めればというスパルタの5人目、アウアサルがミスし、ユトレヒトの5人目ボズドガンが成功。PK戦も『延長』に突入する。そして6人目。スパルタのサンボが決めたのに対し、ユトレヒトはファン・デル・ホールンが失敗。
スパルタが5−4でPK戦を制し、UECLプレーオフ決勝進出を決めた。決勝第1戦は現地8日(日本時間9日3時)、相手はトゥウェンテに決まっている。