ブンデスリーガ第32節が現地13日に行われた。フランクフルトはホームでマインツと対戦。2シャドーの一角で先発た鎌田大地が先制PKを決めるなどチームを牽引し、チームの3点目もアシスト。11試合ぶりの勝利に貢献した。

上写真=11試合ぶりの勝利に貢献したフランクフルトの鎌田大地(写真◎Getty Images)

自ら得たPKをきっちり決め切る

 序盤から優勢に試合を進めたフランクフルトは開始18分、先制ゴールを決める。レンツのクロスに反応した鎌田がボックス内でハンチェ=オルセンに倒されて得たPKを自ら決めた。右下を狙ったキックは相手GKに触られたが、強く鋭いボールはその手を弾き、ゴールに突き刺さった。

 前節のマインツ戦ではPKを献上する側になった鎌田だったが、今回は獲得する側に回って先制ゴールにつなげた。鎌田にとっては12節のドルトムント戦以来の得点となった。

 早々の得点で勢いに乗ったフランクフルトはその後も、コロムアニ、鎌田らアタック陣が躍動。40分にはブタがネットを揺らし、後半59分には鎌田のお膳立てからコロムアニが決めて3−0とした。

 この日はグラスナー監督が前節でボールをピッチ内に蹴り込み、非紳士的行為で退席処分となったためにベンチに入れなかった。だがフランクフルトは常にリードを保つ安定した戦いを披露。ベンチスタートだった長谷部も80分にトゥーレに代わって出場し、試合をクローズさせる役割をしっかりまっとうした。

 果たしてフランクフルトは3−0で快勝。2月18日のブレーメン戦以来、11試合ぶりの勝利を収めた。そして鎌田はこの日のゴールで今季通算8ゴールとし、公式戦でも15得点目と、自らの記録を更新した。