三笘薫の所属するブライトンが現地19日、FAカップ準々決勝で4部のグリムズビータウンと19年ぶりに対戦した。三笘は左サイドで先発。序盤からチームの攻撃を牽引すると、試合終了間際に5点目のゴールを決め、ブライトンの準決勝進出に貢献した(5−0)。

上写真=チームの5点目をスコアした三笘薫(写真◎Getty Images)

今季公式戦9点目をスコア

 力の差は歴然だった。プレミアリーグで7位につけるブライトンが、4部リーグで15位のグリムズビータウンと対戦。序盤からボールを握ったブライトンは開始直後の6分にデニズ・ウンダブが先制ゴールを決めると、その後は決めきれない時間が続いたが、51分、さらに70分にもエバン・ファーガソンが決めてリードを広げた。

 後半は相手を押し込み、ほぼ敵陣でプレーしたブライトンは攻撃の手を休めず、82分にはソロモン・マーチがダイビングヘッドで4点目のゴールをスコア。86分にライアン・テイラーの落としからジョン・マカティーのシュートであわやの場面を作られたが、GKロベルト・サンチェスが好セーブでしのいだ。

 すると試合終了間際の90分、序盤から攻撃をけん引し、惜しいシュートを放ってきた三笘がついにネットをゆらす。ジェレミー・サルミエント、ダニー・ウェルベック、パスカル・グロスとつないだボールをボックス右から右足でファーサイドへ。シュートは相手に当たってコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれた。

 FAカップでは自身2点目、今季公式戦9点目となるゴールでチームの準決勝進出に貢献した三笘。リーグ戦中断前最後の試合に完勝し、日本代表に合流することになった。