写真◎Getty Images
ブンデスリーガ2部(ドイツリーグ2部)の第33節が現地7日に行なわれ、板倉滉が所属するシャルケはホームでザンクトパウリと対戦した。開始早々に2点を先行される苦しい展開も、シャルケは後半、逆転に成功。3-2で昇格のライバルを下し、1試合を残して2位以内を確定。1年での1部復帰を決めた。
上写真=所属するシャルケの1部復帰が決定。板倉滉もサポーターと喜びを分かち合った(写真◎Getty Images)
CBで先発フル出場
首位に立つシャルケは、2位ダルムシュタットが敗れていたため、ザンクトパウリとの一戦に勝てば、昇格が決まる状況だった。板倉は4バックの右CBのポジションで先発。だが、前半早々にイゴール・マタノビッチに2点を決められ、苦しい戦いを強いられた。5位ザンクトパウリも勝てば、昇格に望みがつながるため、強い意欲を持ってこの一戦に臨んでいた。
その後、左CKから板倉が決めて1点返したかに思われたが、ハンドの判定で取り消しに。0-2のまま後半を迎えることになったが、開始直後にシモン・テローデがPKで1点を返す。その後はなかなかゴールを挙げられなかったが、71分にシンプルな展開からテローデがこの日2点目をスコア。ついに同点に追いつくと、シャルケのホーム、フェルティンス・アレーナは熱狂に包まれた。
大声援をバックに攻めるシャルケは78分、ついに逆転に成功する。マリウス・ビュルターがドリブルで中央を持ち上がると、左サイドでパスを受けたロドリゴ・サラサールがニアサイドを抜く強烈なシュートを突き刺した。ベンチの選手たちも一斉に駆け寄り、スタジアムのボルテージは最高潮に達した。
その後、ザンクトパウリも反撃を試みたが、マルセルイ・バイフス、マタノビッチが退場して万事休す。シャルケが3-2で勝利を飾り、勝ち点62に伸ばして2位以内を確定。1年で1部復帰を決めた。