上写真=17分にヘディングで先制点を挙げた前田大然がゴール裏のサポーターに吠える!(写真◎Getty Images)
旗手怜央は83分から登場
前田大然がセルティックを勢いづける先制点だ。
17分にジョッタの右CKからニアに突っ込んできたカール・スタルフェルトが狙ったヘディングシュートはGKが弾いたのだが、そのクリアボールがファーで構えていた前田大然の頭を目掛けて飛んできて、そのままヘッドで押し込んだ。5試合ぶりに決めた移籍後3点目が先制弾になった。
この直前にカラム・マグレガーがPKを失敗していただけに、沈みがちな雰囲気を一掃する意味でも貴重な一発になった。
相手のリビングストンは5位で、上位6チームの「チャンピオンシップグループ」で戦うプレーオフ進出のために負けたくないところ。セルティックにしてみれば、アウェーでもあってやっかいな相手だった。
そのチームから奪った先制弾。セットプレーでしっかり逆サイドに詰めていた献身でチームを勢いに乗せた。
後半開始1分もたたないうちに、右からのクロスが前田に向けて送られて、前田が触る前に防ごうとした相手DFに当たってゴールに転がり込む追加点。55分には左サイドの裏のスペースに抜け出したジェームズ・フォレストが角度がないもののそのままシュートを放って3点目を決めて、1分後にロングスローから1点を返されたものの、危なげない試合運び。
前田は75分までピッチを駆け回り、3-1の勝利に大きく貢献した。ベンチスタートだった旗手怜央は83分にピッチへ。リードをしっかり勝利に結びつける役割を全うした。井手口陽介ばベンチ入りしたものの出番はなかった。
セルティックはこれで2連勝で勝ち点を73に伸ばし、2位レンジャーズに3ポイントの差をつけて首位を快走している。そのレンジャーズとの『オールドファーム』も4月3日に控えていて、優勝へはまだまだ気が抜けない。