ベルギリーグ1部(ジュピラー・プロリーグ)でゲンクの伊東純也が大爆発だ! 10月31日のズルテ・ワレヘム戦で先発すると、13分と早々に先制ゴールを挙げてチームを勢いに乗せると、続けて2連続アシストと4点目の起点に。6-2という大勝劇の主役になり、マン・オブ・ザ・マッチに選ばれた。

上写真=1得点2アシスト。圧巻のプレーで勝利の立役者になった伊東純也(写真◎Getty Images)

右足アウトサイドで先制ゴール!

 ズルテ・ワレヘムとのアウェーゲームで、ゲンクの伊東純也が輝いた。4-3-3の右ウイングという定位置で先発すると、13分には先制ゴールだ。

 伊東が自陣で組み立てに参加したあと、ヘイネンのミドルパスから右サイドでムニョスを走らせるカウンターに出る。抜け出したムニョスのスピードに追いつこうと、伊東は中央を一気に駆け上がると、折り返しを右足のアウトサイドでゴール右に送り込むテクニカルなフィニッシュを決めてみせた。

 この日の伊藤はこれで終わりではなかった。45分+1分には待望の追加点をアシスト。相手のパスが引っかかって目の前にボールがこぼれてくると。そのまま右サイドを突き進む。ていねいに送った横パスをトルシュトベットが華麗なターンから左足でたたき込んで、2-0として折り返した。

 この勢いが、後半開始早々にも引き継がれた。まず47分、伊東がペナルティーエリア右角近くから鋭くカーブをかけたクロスを送ると、ペナルティースポット付近に飛び込んできたオヌアチュのヘッドにぴたり。52分にも伊東が右サイドで縦パスを引き出してドリブルで勝負、相手につかまれながら振り切る強さを見せて抜け出してから、深い切り返しでかわしてマイナスへ、ペインシルがシュートしたこぼれ球をヘイネンが押し込んだ。

 2分後には、フロソフスキの右CKからトルシュトベットがヘディングシュート、ポストに当たったはね返りをルクミが決めて7分で3ゴールと、一気に勝負を決めた。

 伊東は71分には華麗な股抜きから持ち込んで強烈なシュートを見舞うなど、大量リードのあとも要所で相手を脅かすプレーを散りばめた。

 1点を返されたあとの80分に、伊東はお役御免。ここからそれぞれ1点ずつを決めて、結局6-2というスコアでゲンクが大勝を収めた。伊東の活躍でリーグ戦の連敗を3でストップ。今季最多の6ゴールのうち4ゴールを導く大活躍で、ファン投票で90.91%の支持を得て、文句なしのマン・オブ・ザ・マッチに輝いた。