ジュピラー・プロリーグ(ベルギリーグ1部)は現地26日、第9節が行なわれ、三笘薫が所属するロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズと三好康児が所属するロイヤル・アントワープFCが対戦。ユニオンが前半終了間際に先制したが、後半にアントワープが2点を叩き込み、逆転勝利を飾った。なお三好は先発出場し、61分に交代。一方の三笘は75分に途中出場し、2人の競演はなかった。

上写真=アントワープの三好康児はユニオン戦も先発出場。写真は22日のゲンク戦(写真◎Getty Images)

三笘、ドリブル突破とシュートでインパクト残す

 22日のゲンク戦でゴールを挙げた三好は中3日で迎えたこの日のユニオン戦も先発出場を果たした。左サイド、中央エリアと戦況に合わせて巧みにポジションを変え、味方のボールを呼び込んで攻撃を活性化。プレースキッカーを務めるなど、攻撃の中心として存在感を示した。しかしながらチームは前半、ゴールを挙げることができず。逆に終了間際にミスから失点してしまう。

 追いかける形となったアントワープは後半、4バックから3バックにシステムを変更し、三好もシャドーとしてプレーすることになった。しかし、疲労の蓄積を考慮された面もあるのだろう、60分にベンチに下がることとなった。

 一方の三笘はアントワープのミヒャエル・フライに同点弾を浴びた直後の75分にピッチに登場した。すると、76分にいきなりドリブル突破でボックス左に進入。78分には相手のカウンターに合わせて帰陣し、シュートをブロックしてみせた。だが、ユニオンは79分にカウンターからマヌエル・ベンソンに決められて逆転を許してしまう。今度はホームチームが1点を追う状況となった。三笘は86分にゴール正面から右足を振り、ゴール右に鋭いシュートを放ったが、相手GKの好セーブに遭ってゴールならず。印象的なプレーを披露したものの、得点を挙げることはできなかった。

 結局試合は後半に2ゴールを挙げたアウェーのアントワープの勝利。リーグ戦4連勝を飾った。対するユニオンは先行しながら逆転負けを喫し、順位でもアントワープに逆転されることになった(暫定でアントワープ3位、ユニオン4位)。