ブンデスリーガ2部(ドイツリーグ2部)の第8節が現地25日に行なわれ、田中碧が所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフは、アウェーでインゴルシュタットと対戦。田中は先発して58分までプレー。チームは終盤に退場者を出しながらも2-1で勝ち切り、今季3勝目を挙げた。

上写真=先発出場を続ける田中碧。写真は第6節のアウエ戦(写真◎Getty Images)

ボランチで先発し、58分に途中交代

 4節でホルシュタイン・キール戦で途中出場し、5節のシャルケ戦から先発出場を続ける田中は、インゴルシュタット戦もボランチで先発出場を果たした。前半はボールに触るものの、リズムを生み出すためのパス交換で周囲と意図が合わない場面も散見。それでも焦れずにボールを散らすなど、攻め筋を探っていった。

 21分の右CKの場面では、アペルカンプ真大の蹴ったボールが流れてきたところを収めて、自らシュートを狙い、積極性も示したが、前半はスコアは動かず。0-0で後半に折り返した。

 後半も中を締める相手を攻めあぐねたが、デュッセルドルフは56分にカレド・ナライのFKからアンドレ・ホフマンのヘッドが決まって先制に成功。連動した攻撃ではないものの、セットプレーをモノにしてリードを奪った。直後の58分に田中は途中交代でベンチに下がった。

 チームはその後、74分にマティアス・ツィマーマンが決めて2-0とすると、相手の反撃を1点に抑えて勝利をつかんだ。戦績も3勝2分け3敗と五分に戻し、順位も暫定9位に浮上。

 次戦は10月2日、今季ホーム初勝利を目指し、デュッセルドルフはパーダーボルンと対戦する。