2021-2022シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)が16日に開幕した。伊東純也が所属するRCゲンクは(ベルギー)は、アウェーでラピッド・ウィーン(オーストリア)と対戦。スコアレスのまま試合は進んだが、後半のアディショナルタイムに伊東が右サイドを切り裂き、パウル・オヌアチュの決勝点をアシスト。1-0で勝利を飾った。なお、R・ウィーンの北川航也はベンチ入りしたものの、出場しなかった。

上写真=先発した伊東純也はアグレッシブなプレーで勝利に貢献した(写真◎Getty Images)

ドンピシャクロスで劇的勝利を導く

 鮮やかなアシストだった。伊東は右サイドでパスを受けると、寄せてきたヨナス・アウアーをかわして縦に持ち出し、右足でクロスを供給。これをボックス内のオヌアチュが左足で合わせ、ネットを揺らした。90+2分に決まった劇的ゴール。ゲンクが敵地で貴重な勝利を挙げ、白星スタートを決めた。

 この日の伊東は、切れ味鋭いプレーを見せていた。右サイドで何度も仕掛け、カットインや裏への飛び出しから積極的にシュートも放っている。CKの流れから放ったシュートもあった。ただ、得点にはつながらず、試合は0スコアレスドローで決着するかと思われた。しかし、後半のアディショナルタイム、劇的な展開が待っていた。

 ゲンクはアウェーで貴重な勝ち点3を手に入れた。グループステージ第1節を終えての順位は、1位がウェストハム・ユナイテッド(イングランド/得失点差+2)、2位が同勝ち点ながら得失点差でゲンク(得失点差+1)、3位ラピッド・ウィーン、4位ディナモ・ザグレブ(クロアチア)となっている。

 なお、その他の日本人選手所属チームの結果は以下の通り。

・PSV 2-2 レアル・ソシエダ
※PSV:堂安律はベンチ入りも出番せず

・オリンピアコス 2-1 アントワープ
※アントワープ:三好康児は先発→67分交代

・フランクフルト 1-1 フェネルバフチェ
※フランクフルト:鎌田大地は先発フル出場。長谷部誠はベンチ入りも出場せず

・レアル・ベティス 4-3 セルティック
※セルティック:古橋亨梧はメンバー外