日本代表のDF冨安健洋がボローニャ(イタリア)からアーセナル(イングランド)に移籍することが決まった。かねてよりプレミアリーグでプレーすることを希望していると伝えられていたが、イングランドの移籍マーケットの最終日となった8月31日に電撃的に決定した。クラブの公式HPでは、今回の契約が長期契約であり、背番号が18に決まったことも発表している。

上写真=ボローニャからアーセナルへの移籍が決まった冨安健洋(写真◎Getty Images)

タケヒロは強力なDF(アルテタ監督)

 冨安健洋がアーセナルに加入することが決まった。トットナム移籍が噂されていたが、移籍市場の最終日に、アーセナルとの契約がまとまった。

 クラブのテクニカルディレクターのエドゥは、「われわれはしばらくの間、彼を見守ってきました。ボローニャと合意に達したことをうれしく思いますし、彼は私たちのチームへの重要な戦力です」。また、ミケル・アルテタ監督も「タケヒロはセリエAと国際レベルで豊富な経験を持つ強力なディフェンダーです。高い守備能力と技術力、そして落ち着きを備えた多才なディフェンダーであり、私たちのチームの重要なメンバーになると思います。タケヒロが代表戦から戻り、私たちと一緒にプレーすることを楽しみにしています」と期待を寄せている。

 冨安は移籍市場の最終期限が重なったこともあり、8月30日から日本でスタートした日本代表の活動には参加せず(日本ラウンド)、ヨーロッパに留まって移籍交渉を続けていた。その結果、2日に行なわれるワールドカップ・アジア地区最終予選の初戦のオマーン戦は欠場することになったが、7日にカタールで行なわれる中国戦のためにカタールラウンドから日本代表に合流する予定となっている。

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