ブンデスリーガ2部(ドイツリーグ2部)の第5節が現地28日に行なわれ、板倉滉が所属するシャルケ04と田中碧が所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフがシャルケのホーム、フェルティンス・アレーナで対戦した。ともに先発出場。試合はシャルケが3-1で逆転勝利を飾った。

上写真=アペルカンプ真大にスライディングを仕掛ける板倉滉(写真◎Getty Images)

ともに加入後初先発を飾る

 ブンデスリーガ2部で注目の日本人対決が実現した。板倉滉が所属するシャルケと田中碧が所属するデュッセルドルフが対戦。3週間前まで東京五輪を戦っていたU-24日本代表のチームメイトであり、川崎フロンターレのアカデミー時代からよく知る間柄。板倉は3バックの中央のCBとして加入後、初スタメンを飾り、対する田中もインサイドハーフ(途中からアンカー)で加入後、初先発を果たした。

 板倉は守備で強さとクレバーさを発揮し、攻撃でも正確なビルドアップも見せるなど、初先発とは思えない落ち着いたプレーを披露。田中も精緻なパスのみならず、積極的にミドルシュートを放ち、中盤でアグレッシブにプレーした。ともに86分に交代するまで、その持ち味を示したと言える。

 試合は、デュッセルドルフのアペルカンプ真大のゴールで幕開け。アウェーチームが12分に先制したが、ホームのシャルケもすぐに追いついてみせる。3分後にマリウス・ビュルターがゴールを挙げ、さらに後半開始早々の46分にはシモン・テローデが勝ち越しゴールをスコア。その後も力強いプレーを続けたシャルケは、終了間際にもテローデがこの日2点目を挙げ、3-1で今季ホーム初勝利を飾った。