ラ・リーガ(スペインリーグ)のマジョルカに所属する久保建英は27日(現地時間)、第3節のエスパニョール戦に出場。2戦続けて先発を果たすと、カットインからのシュートやスルーパスで攻撃をけん引し、連勝に貢献した。

上写真=2戦続けて先発。86分までプレーした久保建英(写真◎Getty Images)

カットインから鋭いシュート

 2戦続けて先発した久保はこの日、2列目右サイドでプレー。右サイドから内側に入ってボールに絡み、21分には絶妙のスルーパスでニーニョのシュートを演出。前半終了間際の43分にはカットインから強烈な左足シュートを放ち、相手GKディエゴ・ロペスの好守に遭ったが、惜しいシーンを生み出した。

 後半に入ってもドリブルや積極的なプレスなど攻守両面で精力的なプレーを披露した久保は、82分に前半終了間際と同じような場所から左足シュートを放ち、今度は枠の上へ。ゴールこそ決まらなかったが、確かな存在感を示し、86分にロドリゴ・バッタリアと交代してベンチに下がった。

 久保が攻撃を活性化させたマジョルカは、前半に相手のクリアを拾ったダニ・ロドリゲスが決めたゴールが決勝点となり、1-0で勝利。開幕3試合を2勝1分けの負けなしで乗り切り、上位につけている。

 まだ3試合を終えたばかりだが、好調なチームにおいて久保が欠かせない戦力になりつつあるのは間違いない。周囲とのコンビネーションも深まりつつあり、ビジャレアルでプレーしていた昨シーズンとは全く異なるスタートを切っている。