ベルギリーグ1部(ジュピラー・プロリーグ)のシント=トロイデンVV(STVV)は21日、ホームで第5節のコルトレイク戦に臨んだ。GKシュミット・ダニエルのほか、左右のウイングバックに松原后と橋岡大樹が先発。日本人選手3人がプレーしたが、結果は0-2で敗れ、悔しい3連敗を喫することになった。
上写真=コルトレイク戦で5戦連続先発を果たした松原后(写真◎STVV)
早々の失点でリズムを狂わせる
先日、契約延長に合意したばかりのシュミット・ダニエルがゴールを守り、松原が左ウイングバック、橋岡が右ウイングバックを務める3-5-2を採用。連敗を阻止を目指してホームゲームに臨んだSTVVだったが、開始早々の失点(1分)でリズムを狂わせた。左サイドを崩されてスレマニに決められた。
「開始早々で失点してしまって、今日の試合はそれがすべて。もっと全体で集中して試合に入らないといけない。今シーズンの自分たちは多くチャンスがつくれるわけではないので、ああいう形で失点してしまうと本当にもったいない」
松原が振り返った通り、早い時間にビハインドを背負ったことで、苦しい展開になった。開始15分には松原のクロスから橋岡がネットを揺らしたが、これは松原がオフサイドの判定。大きな見せ場は少なく、日本人両ウイングバックはそろって69分に交代した。
後半アディショナルタイムにもゲイエにゴールを許し、0-2で完敗。STVVは3連敗を喫することになった。
「今日負けたのはチームとしてもかなり痛いですし、個人としても不甲斐ない。ピッチに立っている身として勝たせられなかったことは本当に不甲斐ない気持ちでいっぱいです。連敗をしていますけど、(次のリーグ)中断前の最後の試合で必ず勝ち点3、ポイントを取って帰って来ないといけない。自分自身に集中して、チームを勝たせられるように、次の試合にフォーカスしてやっていきたい」
5試合連続で先発している松原は連敗の責任を感じつつ、前を向いた。次戦は28日(現地時間)、敵地でサークル・ブルージュと対戦する。