DAZNと10のスポーツメディアで構成される「DAZN欧州組応援部」の企画として、2021年2月度の『月間ベストプレーヤーズ』が各メディアの投票により、決定した。この企画はDAZNで配信する欧州リーグ戦を対象に、対象期間内の日本人選手のパフォーマンスを10のメディアが独自の基準で評価。投票により、上位3選手を「月間ベストプレーヤーズ」として表彰する。

上写真=チェルシー戦で抜群の動き出しからゴールを決めた南野拓実(写真◎Getty Images)

2位は冨安健洋、3位は鈴木優磨

 サッカーマガジンWEBも参加する『DAZN欧州組応援部』による月間表彰を紹介していく。2月度の1位は南野拓実だ。サウサンプトンに移籍後の活躍が評価された形だ。2位は高水準のプレーを披露し、セリエAで地歩を固める冨安健洋。3位は好調を維持する鈴木優磨になった。

■2月月度対象期間は2021年1月28日から2月28日まで。
■対象となるリーグ(DAZN配信)は、プレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラ、セリエA、リーグ・アン、ベルギーリーグとなる。
■参加メディア(10メディア)。DAZN NEWS/Football ZONE WEB/サッカーキング/サッカーマガジンWEB/footballista/Qoly/超WORLDサッカー/Goal/MILKサッカーアカデミー/サッカーダイジェストWeb(※順不同)

1位 南野拓実(サウサンプトン/FW)

南野拓実:対象期間中、4試合2得点(写真◎Getty Images)

 2月2日にリバプールからサウサンプトンに期限付き移籍し、6日のニューカッスル戦で初先発。2点を先行される苦しい展開となったが、チームを奮い立たせるゴールを決め、セインツのサポーターにその存在をいきなりアピールした。評価対象期間で最も大きなインパクトを残したのは2月20日のチェルシー戦だ。鋭い動き出しでネイサン・レドモンドのパスを呼び込むと、抜群のファーストタッチから見事にネットを揺らした。チームを勝利に導く存在として期待され始めている。

2位 冨安健洋(ボローニャ/DF)

冨安健洋:対象期間中、4試合に先発出場(写真◎Getty Images)

 ボローニャで不可欠の存在なのは、もはや誰もが知るところだろう。今季は先発フル出場を続けてきた。だが、2月20日のサッスオロ戦で左ふくらはぎを負傷。以降の3試合を欠場することになってしまった。それでも、対象期間内では4試合に出場し、安定したプレーを披露。右サイドバックで攻撃を厚みを加え、守備でも1対1で無類の強さを発揮した。ミランには期間中、唯一敗れたが、日本が誇るマルチディフェンダーはボローニャの屋台骨をしっかり背負っている。

3位 鈴木優磨(シント=トロイデン/FW)

鈴木優磨:対象期間中、5試合2得点(写真◎Getty Images)

 先月に続き、今月も対象期間中のすべての試合に先発した。残念ながら勝利に結びつかなかったが、2試合連続ゴールを達成。オーステンデ戦ではクロスにしっかり反応して今季13点目を記録し、ズルテ・ワレゲム戦では何度も相手GKの好守に遭いながらも諦めずにゴールを目指して決め切った。抜群の飛び出しで味方の浮き球パスを引き出し、胸でコントロールからシュート。体ごとネットインするような気持ちのこもったゴール。指揮官の信頼もチームメイトの信頼も、鈴木は完全に勝ち取っている。

次回期待したい選手は…久保建英(ヘタフェ/MF)

ヘタフェでプレーする久保建英。爆発が期待される(写真◎Getty Images)

 最後に、今回もサッカーマガジンWEB的、注目プレーヤーを挙げておきたい。2月9日以降、途中出場が続き、まだ自らの力を証明するに至っていないヘタフェFCの久保建英だ。シーズン途中の移籍に難しさはつきものだが、ここまで苦しい時間を過ごしている。4月にはリーグのビッグ2、レアル・マドリード、バルセロナとの対戦を控える。3月中にチーム内で地位を確立してーー世界屈指の強豪クラブと渡り合う、久保の勇姿を期待したい。

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