DAZNと10のスポーツメディアで構成される「DAZN欧州組応援部」の企画として、2021年1月度の『月間ベストプレーヤーズ』が各メディアの投票により、決定した。この企画はDAZNで配信する欧州リーグ戦を対象に、対象期間内の日本人選手のパフォーマンスを10のメディアが独自の基準で評価。投票により、上位3選手を「月間ベストプレーヤーズ」として表彰する。

上写真=ゴールで、その存在感でシント=トロイデンをけん引している鈴木優磨(写真◎Getty Images)

2位は川島永嗣、3位は伊東純也

 サッカーマガジンWEBも参加する『DAZN欧州組応援部』による月間表彰を紹介していく。1月度1位の鈴木優磨は2カ月連続で最も票を集めた。対象期間中に5ゴール。文句なしの活躍だろう。2位はストラスブールで定位置を奪い、堅守の要となっている川島永嗣。3位は鈴木と同じベルギーリーグで存在感を示す伊東純也に決まった。

■1月月度対象期間は2020年12月29日から2021年1月27日まで。
■対象となるリーグ(DAZN配信)は、プレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラ、セリエA、リーグ・アン、ベルギーリーグとなる。
■参加メディア(10メディア)。DAZN NEWS/Football ZONE WEB/サッカーキング/サッカーマガジンWEB/footballista/Qoly/超WORLDサッカー/Goal/MILKサッカーアカデミー/サッカーダイジェストWeb(※順不同)

1位 鈴木優磨(シント=トロイデン/FW)

鈴木優磨:対象期間中、6試合5得点(写真◎Getty Images)

 前回の12月の表彰では対象期間の6試合で3ゴールをスコアしたが、1月は6試合で5ゴール。1月17日のルーヴェン戦、続く20日のコルトレイク戦はともに2得点。対象期間外だが、2月6日のオーステンデ戦でもネットを揺らし、今季通算13得点で、目下ベルギーリーグの得点ランキングで3位につけている。先月、押しも押されもせぬエースとこの項で紹介したが、今やリーグを代表するストライカーになりつつある。チームメイトの信頼、サポーターの信頼も絶大だ。

2位 川島永嗣(ストラスブール/GK)

川島永嗣:対象期間中、4試合に先発出場(写真◎Getty Images)

 昨年11月にスタメンの座を奪うと、以降は試合のたびに存在感を高めている印象だ。昨年末にボルドー、PSGに連敗したが、すぐに建て直し、対象期間中の4試合は3勝1分けの負けなしで走り切った。経験に裏打ちされた鋭い読みと反応、ディフェンスラインへのコーチング、チームの最後尾に構える川島が果たした役割は大きい。円熟期を迎えてなお、進化を続けている守護神だ。

3位 伊東純也(RCゲンク/MF)

伊東純也:対象期間中、6試合3得点(写真◎Getty Images)

 対象期間中の6試合すべてに先発し、強いインパクトを残した。2-3で敗れはしたが、首位のクラブブルージュ相手に1得点1アシストと大暴れ。とくに1-1の同点に追いついた伊東のゴールは鮮やかだった。ボックス内に走り込んで左からのグラウンダーのクロスを呼び込むと、相手守備者よりも先に反応し、自分の股の間を通しながら左足インサイド(かかと寄り)でボールの方向を巧みに変えてゴールイン。相手GKはまったく反応できなかった。

次回期待したい選手は…橋岡大樹(シント=トロイデン/DF)

ベルギーのシント=トロイデンに加入した橋岡大樹。写真は浦和時代(写真◎Getty Images)

 最後に、今回もサッカーマガジンWEB的、注目プレーヤーを挙げておきたい。浦和レッズからベルギーのシント=トロイデンに加入した橋岡大樹だ。ベルギー入り後、「(試合を見て)リーグのレベルはものすごく高いです。ここで活躍する姿を皆さんにお届けできれば」とメッセージを発信。チームに馴染むのには時間が必要だろうが、飛躍を誓って海を渡ったマルチディフェンダーの活躍に期待したい。

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