DAZNと10のスポーツメディアで構成される「DAZN欧州組応援部」の企画として、11月度『月間ベストプレーヤーズ』が各メディアの投票により、決定した。この企画はDAZNで配信する欧州リーグ戦を対象に、対象期間内の日本人選手のパフォーマンスを10のメディアが独自の基準で評価。投票により、上位3選手を「月間ベストプレーヤーズ」として表彰する。

上写真=ハイパフォーマンスを披露している伊東純也。ゲンクのけん引車だ(写真◎Getty Images)

2位は冨安健洋、3位は吉田麻也

 先月に続き、サッカーマガジンWEBも参加する『DAZN欧州組応援部』による月間表彰を紹介していく。今回、1位となったのはベルギーのゲンクに所属する伊東純也。代表ウイークもあり、対象となる試合数は少なかったものの、大きなインパクトを残した。2位、3位は代表の最終ラインを支えるセリエAで戦う二人のDFに決まった。

■11月月度対象期間は10月28日(土)~11月24日(火)
■対象となるリーグ(DAZN配信)は、プレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラ、セリエA、リーグ・アン、ベルギーリーグとなる。
■参加メディア(10メディア)。DAZN NEWS/Football ZONE WEB/サッカーキング/サッカーマガジンWEB/footballista/Qoly/超WORLDサッカー/Goal/MILKサッカーアカデミー/サッカーダイジェストWeb(※順不同)

1位 伊東純也(RCゲンク)

伊東純也:対象期間中3試合に出場。1得点2アシスト! 写真は11月7日のシントトロイデン戦(写真◎Getty Images)

 対象期間の3試合は、出色の出来栄え。チームのけん引車であり、1ゴール・2アシストを記録するなど数字も残した。とりわけ11月22日のムスクロン戦はキレキレだった。まずは前半アディショナルタイムに同点ゴールをスコアした。チームの3点目は伊東のシュートを相手GKが弾いたところをオヌアチュが押し込んだもの。さらにボンゴンダが決めた4点目もアシストし、勝利に立役者となった。文句なしの11月度の1位だろう。

2位 冨安健洋(ボローニャ)

冨安健洋:対象期間中、3試合に先発出場(写真◎Getty Images)

 期間中の3試合すべてに先発し、センターバックとして存在感を示した。吉田麻也との日本人対決に注目が集まった11月22日のサンプドリア戦でも、1対1で負けず、クレバーな守りでピンチを防ぎ、空中戦でも強さを示した。さらに正確な球出しを何度も披露。相手の攻撃を1点に抑え、チームの今季アウェー初勝利に貢献した(〇2-1)。完全にボローニャ守備陣の柱となっている。

3位 吉田麻也(サンプドリア)

吉田麻也:対象期間中、3試合に先発出場(写真◎Getty Images)

 対象期間内のチームの成績は1分け2敗と振るわないが、吉田がいなければもっと失点を重ねていたと思われる場面が数多くあった。周囲とのかかわりの中で守備を引き締め、1対1でも強さを発揮。レギュラーセンターバックとして、しっかり存在感を示した。代表活動でチームを空けても帰国直後の試合で先発起用されるのは、指揮官の信頼の表れだろう。

来月に期待したい選手は…武藤嘉紀!

 最後に、サッカーマガジンWEB的、期待のプレーヤーを挙げておきたい。先日、リーガ初得点を挙げたエイバルの武藤嘉紀だ。11節のベティス戦で先発すると、後半開始早々に先制点をスコア。本人も「本当に長かった」と振り返るゴールは自身の未来を切り開く一発にもなるかもしれない。来月の受賞者となる活躍に期待したい!

11月30日のベティス戦でラリーガ初ゴールを挙げた武藤嘉紀。調子は上向きだ(写真◎Getty Images)

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