日本サッカー協会は10日、新型コロナウイルスの影響により、U-23日本代表の3月の活動は実施しないことを決定したと発表した。3月27日のU-23南アフリカ戦と、3月30日のU-23コートジボワール戦の中止はすでに決まっている。

上写真=昨年11月以来、五輪代表の活動に参加していないMF久保(写真◎Getty Images)

五輪にぶっつけ本番か

 今月6日に国際親善試合2試合の中止が決定した際、日本サッカー協会はU-23日本代表の今後の活動について「情勢等をさらに見極めたうえで決定する」と発表し、合宿だけを行なう可能性も残されていたが、最終的に活動自粛が決まった。

 3月のインターナショナルマッチウィークは久保建英(マジョルカ)、堂安律(PSV)、冨安健洋(ボローニャ)ら海外組の主力を招集できる重要な強化期間と位置づけていた。U-23日本代表は今後、5月に福島合宿、6月にフランス遠征を予定しているが、所属クラブに派遣義務はなく、7月に兵庫で行なわれる直前合宿までベストメンバーを招集できない可能性が高い。新型コロナウイルスの影響により、東京五輪に向けた強化プランが大きく崩れることとなった。