アジア競技大会のサッカー男子の決勝が3日、愛知・豊田スタジアムで行われ、U-21日本代表がU-23韓国代表と対戦。海外組9人(北中米ワールドカップメンバー4人)を擁する相手に日本は序盤からアグレッシブに戦ったが、後半にワンチャンスをものにされ、0−1で惜敗。銀メダルに終わった。

上写真=日本は自陣でボールを奪われて、最後はオム・チソンにゴールを許した(写真◎毛受亮介)

■2026年10月3日 アジア大会決勝(観衆30,086人/@豊田スタジアム)
U‐21日本 0−1 U‐23韓国
得点:(韓)オム・チソン

韓国が大会4連覇達成

 2010年の広州大会以来、16年ぶり2度目の優勝を目指した日本だが、前半、いきなりアクシデントに見舞われる。24分に相手と接触したセンターフォワードのンワディケが転倒。右ヒザを負傷し、28分に交代を余儀なくされた。

 日本はこのタイミングで配置転換を実施した。代わって入った福永が4−3−3の右ウイングに入り、右ウイングを務めていた石井が左インサイドハーフへ。そして左インサイドハーフだった嶋本が最前線を務めることになった。

 ウズベキスタンと120分を戦った準々決勝で温存されていた福永は自慢のスピードで右サイドを活性化。積極的にシュートを放ったが、なかなか枠をとらえない。左サイドからも横山が果敢に仕掛け、攻めの形をつくったが、前半はゴールを奪えないまま終了した。

 後半、最初のチャンスは55分。福永と梅木で右サイドを攻略し、クロスのこぼれを佐藤が拾って横山につなぐ。ボックス内から放ったシュートは枠を逸れたが、日本が良い連係からゴールに迫った。

 直後のCKでも市原がヘッドを放ち、惜しい場面を作りだした。スタンドに詰めかけた観衆の大声援に押されて、後半開始からしばらくは日本が韓国を押し込んだ。

 だが、攻めても決められない日本とは対照的に、韓国にワンチャンスをゴールにつなげられてしまう。日本の左サイドで佐藤が一度は収めながらもヤン・ミンヒョクにボールを奪われ、クロスを許す。GK荒木が触って弾くと、オム・チソンに拾われ、至近距離からシュートを叩き込まれた。

 流れの良い時間に決めきれなかった日本はその後、同点を目指して積極的にプレーした。だが、70分、左サイドの横山がカットインから放ったシュートはGKの正面をつき、79分に石井が打ったミドルシュートは右ポストを直撃した。

 4分のアディショナルタイムも含め、最後の最後までゴールを目指した日本だが、土壇場で追いついた準決勝の再現とはならず。0−1で韓国に惜敗した。

 この結果、韓国は大会4連覇。日本は3大会続けて決勝で敗れ、銀メダルに終わった。オーバーエイジを使い、U-23代表で戦う韓国が相手とはいえ、U-21代表の日本にチャンスがなかったわけではない。32年ぶりに自国開催の大会だったことを踏まえても、悔しい結果となった。

▼出場メンバー
・U−21日本◎GK荒木琉偉、DF梅木怜、岡部タリクカナイ颯斗、市原吏音、佐藤海宏、MF大関友翔、中島洋太朗(74分:石渡ネルソン)、嶋本悠大(81分:道脇豊)、FW石井久継(81分:保田堅心)、ンワディケ・ウチェブライアン世雄(28分:福永裕也→74分:石橋瀬凪)、横山夢樹