写真◎Getty Images
東京五輪に向けて活動するU-24日本代表は、6月5日に福岡県のベスト電器スタジアムでU-24ガーナ代表と国際親善試合を行なった。堂安律、久保建英、相馬勇紀、上田綺世、三笘薫のゴールとオウンゴールで6-0と完勝。試合後、上田綺世がオンライン取材に応じた。
上写真＝1トップとして先発出場した上田綺世（写真◎Getty Images）
■2021年6月5日 国際親善試合（＠ベスト電器スタジアム/リモートマッチ）
U-24日本代表 6-0 U-24ガーナ代表
得点者：（日）堂安律、久保建英、オウンゴール、相馬勇紀、上田綺世、三笘薫
「自分の動き出しが間接的にでも関われたらいい」
4点をリードした56分に、この男にもゴールが生まれた。左サイドの中山雄太からのクロスボールをゴール前で上田綺世がヘディングで合わせ、チームの5点目を奪った。「ホッとしたというか、（ゴールを）取れたなという実感がありました」と、26番を背負ったストライカーは控えめに喜ぶ。
それまで再三にわたり、「僕の武器は動き出し」というように最前線で味方からのパスを引いだす動きを繰り返した。例えば相馬勇紀のゴールの場面。吉田麻也から堂安律に縦パスが入った瞬間に上田は右方向へと走り出し、相手センターバックを一瞬引きつけて中央に相馬が走り込むスペースを生んだ。「相馬くんのゴールシーンもそうですし、自分の動き出しが間接的にでも（ゴールに）関われたらいい」と上田は振り返る。
「チームとして勝つことがすごく重要だし、今日だったら追加点をどんどん積み重ねることが重要です。やっぱり一つのゴールにすごく重みがあると思うので、それに対してのどん欲さを欠きたくない」
チームの勝利につながるゴールを、チームとして奪うために。上田は常に、日の丸のピッチの最前線で走り続ける。