東京五輪に向けて活動するU-24日本代表は、6月5日にU-24ガーナ代表と、12日にジャマイカA代表と国際親善試合を戦う。鹿島アントラーズに所属するFW上田綺世がオンライン取材に応じ、U-24日本代表での活動や東京五輪に向けた思いを明かした。
上写真=5月31日、オンライン取材に応じる上田綺世(写真◎スクリーンショット)
「持っているものを出すことに尽力していきたい」
東京五輪に向けたU-24日本代表の活動が再開した。鹿島のFW上田綺世は、昨年12月以来の代表活動参加となる。前日のJ1川崎F戦では今季のリーグ戦6ゴール目を奪ったものの、「昨日の試合は勝てなかったので、僕としては全然気持ちよくはない」と、悔しさも胸に秘めての代表チームへの合流となった。
「この合宿には海外組だったり、普段は一緒にプレーできない選手も多くいます。また、僕がクラブで取り組んでいることもあるのでそれにトライしながら、そういう選手たちからも刺激を受けながら自分の引き出しを増やせる合宿にできたらいいなと思います」
上田はそのように代表活動への思いを言葉にする。“本番”となる東京五輪まで残り2カ月を切り、本大会のメンバー入りに向けたアピールの場ともなる貴重な機会。「呼んでもらえるのは、やっぱりチャンスをもらえるということなので、それを全力でつかみにいきたい」と力強く話し、「自チームでのパフォーマンスを見て選んでくれていると思うので、それ以上のものをここで発揮できるように。ただ、自分の持っている力自体は代表でも鹿島でも変わらないので、いかにしてそれを表現するかがすごく大事だと思います。刺激を受けながら能力を伸ばし、今持っているものを出すことに尽力していきたいです」と続けた。
「僕が選ばれているのは、たぶん僕である理由があるからだと思うので、自分に求められていることだったり、自分の特徴、自分の表現したいことを常に考えながらプレーしていきたいです」
U-24ガーナ代表、ジャマイカA代表との2試合、そして合宿中のトレーニングにおいても、上田は東京五輪のメンバー入りに向けて自身の存在価値を示していく。