上写真=9月・10月シリーズの残り3試合、守備の中心の一人として活躍が期待される瀬古歩夢(写真◎Getty Images)
前回のパフォーマンスを続けられるように
ベネズエラ戦を翌日に控えた会見の場で、森保一監督はケガ人の状況について言及した。
「板倉(滉)に関してですが、今日もトレーニングはやらない方向でいます。可能であれば次の試合に戻ってくるということで、リカバリーと治療に当たってもらいたいと思っています。安藤(智哉)については腰痛ということで、思ったよりも回復の具合が良くない状況かなと思っていますので、明日の試合は完全にプレーできない状況です。3試合目、4試合目も踏まえてできない状況であればどうするかということを、今日明日の中で決めていかなければと思います。追加招集に関しても、安藤をどうするかということと、板倉の実際の怪我の状況も踏まえて、追加招集するかどうか考えたいと思います。今の段階ではこのままのメンバーで4試合続けられればなと思っています」
安藤は仙台で行われた24日のウルグアイ戦に帯同せず、現在も治療が続く。板倉はそのウルグアイ戦で先発したが、63分にベンチに下がった。以降の練習は別メニューで、この日もピッチに姿を表したものの、全体練習には加わらなかった。
今回招集されているメンバーのうち、板倉、安藤を除くと3バックでプレー可能なのは伊藤洋輝、渡辺剛、鈴木淳之介、瀬古歩夢、それに所属するサンフレッチェ広島で3バックの右でプレーしている中野就斗の5人となる。
ウルグアイ戦でプレーした瀬古はこうした状況を踏まえ、以下のように答えた。
「ケガ人がいっぱい出ていますけど、いつでもいい準備して、試合に出た時に役割をこなせたらいいと、そのことだけ思ってやってます」
ウルグアイ戦は3バックの右ストッパーで先発し、途中からは中央でプレー。1対1の強さを示すと同時に、安定した配球と局面を変えるサイドチェンジのパスも光った。
「自分はいつも通り、チームでやっていることをこのチームに還元するだけだなと思っているので。もちろんワールドカップのあと、初めての試合で非常に自分でもいいパフォーマンスをできたなと思ってますけど、これをしっかり続けていけるように頑張っていきたい」
今回だけではなく、来年1月にサウジアラビアで開催されるアジアカップでも板倉は所属クラブの事情もあり、不在となる可能性がある。当然、瀬古にかかる期待は大きいが、「(引っ張っていく意識は?)そこはいつも思っています。ワールドカップ後ということじゃなくて、そういう競争がないとやっぱりダメだと思いますし、自分が(代表に)入った時から何も変わってません」ときっぱり。
28日のベネズエラ戦にどういうメンバー編成で臨むかはわからないが、いずれにせよ、守備陣の中で瀬古の存在感が高まっているのは確かだ。