サッカー日本代表は9月24日に再始動。ウルグアイを迎えた一戦で3-1の勝利を収めたが、決勝点を挙げたのは塩貝健人だった。90+1分、途中交代からもぎ取ったうれしい代表初ゴール。日本の新時代を告げるにふさわしい一発になった。

上写真=塩貝が勝利に導く代表初ゴール! 貪欲に狙い続け、ついに仕留めて自信満々のゴールパフォーマンス(写真◎落合史生)

■2026年9月24日 国際親善試合(観衆44,070人/@Qスタ)
日本 3−1 ウルグアイ
得点:(日)松木玖生、塩貝健人、上田綺世
   (ウ)マクシ・アラウホ

「勝たせられてよかった」

「長いあいだ点を取れていなかったし、チャンスもらったなかで少ない時間だったですけど点を取って、勝たせられてよかった」

 塩貝健人、日本代表初ゴール! その言葉のとおりに、このゴールで日本を勝たせることができた。

 ただ、歓喜の瞬間までにはおよそ4分の長いVARチェックを待たなければならなかった。オフサイドの可能性が確認されたが、正式に認められると、塩貝は表情を変えずに、自らの日本代表初ゴールの瞬間を味わった。

 90+1分、伊東純也が左サイドにいた自分を見つけてくれて、右からパスが来る。

 その直前に2度、ボールを足元に収めてから脇目も振らずにゴールへ突進するアタックを見せた。自らの力でゴールを強奪しようという強い意志がにじみ出るドリブル。だが、どちらも止められてしまう。

 三度目の正直、と思いきや、今度はドリブルを仕掛けなかった。代わりに、目の前にいた上田綺世にワンタッチで預けて、そのままポジションを前に移した。そこに、上田から優しいリターンパス。右足で持ち出してから体勢を崩しながらも右足のトゥーキックでGKの股下を抜いて流し込んだ。

 その一連の流れは「あんまり覚えてないです」と無我夢中。「決められてよかった」と安堵の表情を浮かべた。

 日本が次のワールドカップへと新しいスタートを切った試合で、1-1から勝利へと大きくスコアを動かした一発。その価値は大きい。

「自分としてちょっとうまくいかない時期が続いていて、ここで点が取れてよかった。止まらずに量産できればと思っています」

 北中米ワールドカップでもオランダ戦の84分からプレーしたのみで、クラブでもなかなか結果が出ていなかった。そんな中でのこの一撃は、日本の新時代の到来を印象づけると同時に、塩貝自身の物語も力強く動かすことになるだろう。