サッカー日本代表に激震が走った。現地11日、先月末のアイスランド戦に出場し、今年2月に手術した左足に違和感を覚えたとのことで別メニュー調整が続いていた遠藤航がチームを離脱することになった。代わって招集されたのがFW町野修斗。そして遠藤に代わるキャプテンは板倉滉が務めることになった。

上写真=遠藤航は前日の練習に姿を見せていた(写真◎JMPA松本輝一)

新キャプテン板倉が遠藤の思いを伝える

 やはり間に合わなかった。モンテレイでは全練習に合流できず、ナッシュビル後は10日に一部全体練習に加わっていたものの、遠藤の左足は回復せず、この日、チームを離脱したと発表された。

 以下は、ブリーフィングを行った山本昌邦技術委員長兼ナショナルダイレクターのコメント。

「ご報告です。本日、遠藤航選手がチームをすでに離れました。メディカルスタッフの報告を受けて、監督の最終決断をいたしました。本人の調整をずっと見守ってきました。本当に本人が1番悔しいのだと思います。私としても本当に残念です。遠藤選手のコメントがありますので読み上げます。
『メディアの方々には直接お話しすることができず、本当に申し訳ありません。みんなが最高の結果を残してくれることを願っています』というコメントをいただきました。
 今日こちらに来てミーティングがありました。その中で森保監督より遠藤選手がチームを離れることが伝えられ、そして新しいキャプテンは板倉(滉)選手に決まりました。また、追加招集のメンバーに関しては町野(修斗)選手で調整を進めて、早ければ夕方にはこちらに着けるという報告を受けています。
 板倉選手が遠藤選手が(チームを)離れる前に話をして、その話の内容を今日のミーティングで新しいキャプテンとして選手に伝えてくれました」

 事前キャンプのモンテレイで囲み取材に応じた際に森保監督は「ワールドカップに間に合うという報告をメディカルスタッフから受けている」と話していたが、前日10日の全体練習に途中まで参加し、その後の足の状態を見て、改めて今回の判断が下されたものと思われる。

 FIFAの規定では、初戦の24時間前までなら予備登録されている選手に限り、負傷した選手と入れ替えられるルールとなっている。チームは翌12日午後にベースキャンプを張るナッシュビルからオランダ戦を戦うダラスに移動するため、このタイミングが「入れ替え」の判断を下すぎりぎりのタイミングだった。

 キャプテンが急遽交代する緊急事態にも「選手は落ち着いている」と山本ダイレクターは説明。チームに動揺はないと強調した。

取材◎佐藤景【現地】