上写真=帰国直後のためアイスランド戦は相談の上で出場を回避した前田大然。現在はコンディションに不安はないとのこと(写真◎サッカーマガジン)
カタールW杯終了後からしっかり準備してきた
前田大然は、オランダ戦でカギを握る一人だろう。前回大会も、そのスピードで相手のボールに食らいつき、攻撃のチャンスを広げた。1週間後に迫った初戦への準備を着々と進めている。オランダ戦について問われると、「メンツがそろい過ぎているんで。まあでも僕たちも逆にメンバーはそろっていると思う。これからミーティングしていくと思うので、そこでしっかり対策していければいいかなと」とコメント。
さらに『気になる相手は?』の問いには「ドゥムフリースは、たぶん推進力がすごいと思うんで、まあでも、止めれると思う。楽しみではあります」と力強く答えた。
前田が左ウイングバックで出場することになれば、対峙するのは相手の右サイドバック、ドゥムフリースになる(日本は3−4−2−1、オランダは4−3−3と想定)。ドゥムフリースはオランダのサイド攻撃を担う存在だが、前田は「止められる」と言い切った。
仮に日本がリードするケースや、あるいはスコアが動かないまま終盤を迎えた場合に、相手がロングボールを放り込むことも想定される。日本としてはボールの終着点になる最終ラインに高さを確保するのはもちろんのこと、出発点になる蹴り手に制限をかけることも重要だ。その役割を担うのが、前田だ。
相手に思い通りに蹴らせないだけではなく、ボールを奪ってチャンスにつなげられるのが前田の強み。
一方でドゥムフリースは188センチと長身で、逆サイドから入れられたボールに前田が競り合う形になると分が悪い。それでも「飛ばせないように先に体を当てるとか、そういう対策しかできない。まあ僕の場合は、そういうことをしたりとか、逆に違う選手に競らせて、僕がちょっと中に入るとか、そういういろんな工夫をしないと。普通に競るだけでは勝てないと思うんで、いろいろ。まあ、これからそういうのも対策していくと思う」と、あらゆる場面を想定している。
「前回(のW杯)はあっという間に終わった感じだったんで、何も覚えていないくらい。でも今回はカタール(大会)が終わってからしっかり準備してきたんで、すごい、やりがいがあるなっていうのは感じている。しっかり準備をしたいと思います」
守備、そしてもちろん攻撃でも、その圧倒的なスピードは日本の武器になるはずだ。所属するセルティックで尻上がりに調子を上げて二冠達成に貢献し、本人も認める良い流れの中で2度目のW杯開幕を迎える。