北中米ワールドカップ(W杯)の開幕を控える日本代表は4日、事前キャンプ地であるメキシコのモンテレイで練習を行った。2時間近く汗を流したあとに、久保建英が囲み取材に応じ、2度目の大舞台へ決意を語った。

上写真=ミニゲームで汗を流す久保建英(写真◎サッカーマガジン)

節目の年に「欲張らずにW杯に勝てたらいい」

 この日、25歳の誕生日を迎えた久保は、年齢的な節目に対する意識を問われると、「パッと思いつかない。メンタル的にも若いし、現実的に30歳とかはまだ見えていない。よく25歳になって年取ったみたいに言うけど、タイプ的にもまだそんな感じじゃない」とコメント。心身両面における若々しさと、今は充実したコンディションにあると強調した。

 若い頃からアンダー世代の代表に名を連ねる久保は、多くのケースで誕生日を代表活動中に迎えてきた。そのため、誕生日を家族と祝えなかったという。だが、一抹の寂しさを口にしつつも、「代わりに代表のみんなが祝ってくれるのでそれはうれしい」と語り、現在のチームの雰囲気の良さも窺わせた。

 この日も日本メディアの取材を受けたあと、地元メディアから、ひとり囲まれていた。スペイン語圏であるメキシコでの注目度の高さについて問われると、「愛されているなと感じる。街とかでも声をかけてくれる」と久保。3年ぶりとなるモンテレイの地の来訪についても「懐かしい。いい感じで雨が降っていてやりやすかった」と、順調な順応と調整ぶりを口にした。

 暑熱対策がテーマとなっているモンテレイ・キャンプについては、「しっかりW杯に向けていい準備をしたい。意外と時間もないので、ここから突き詰めていけたら」と表情を引き締め、初戦のオランダ戦に向けて、チームとしての連係面や個人のコンディションをさらに引き上げたいと話した。

 また、2025ー2026シーズン、所属クラブ(レアル・ソシエダ)でスペイン国王杯を制し、タイトルを獲得した経験がもたらすものがあるかという質問には、「僕だけじゃなく鎌田(大地)選手も(タイトルを)取っている。ポジティブな風は吹いている」と話す一方で、「他のチームにはCL(チャンピオンズリーグ)を取っている選手が何人もいる。そこで満足しないように、W杯でいい戦いができるようにしたい」と、トップレベルの現実を冷静に見つめ、慢心した様子を一切みせなかった。

 節目の年がW杯イヤーとなったことについて、目標を聞かれた久保は「そんなに欲張らずに、まずはワールドカップで勝てたらいい。先のことは見ずに、まずはオランダ戦に向かっていい準備をしたい」と静かに宣言。まずは目の前の一戦に集中し、一歩ずつ確実に歩みを進める決意を示した。