上写真=3カ月半ぶりに実戦に復帰した遠藤航(写真◎毛受亮介)
間違いなく特別なものになる
試合前日の会見で森保一監督はコンディションを上げてもらう狙いで試合から遠ざかっている選手を「なるべく長くプレーしてもらう」と話していた。今年2月に左足の甲を負傷し、手術をした遠藤航もその一人。ボランチの一角で先発し、プレーしたが、出場時間は前半だけに限られた。
「チームとしては入りからしっかり、アグレッシブにやろうと言うところで。自分も含めて、そこは意識してやったんですけど。まあ本当はもうちょっとプレーしたかったけど、ちょっと違和感もあったので。ただ半分やったと言うのは、自分にとってはすごく大事な時間だったと思います」
メディカルと相談し、「違和感を覚えた」ので45分間のみの出場に留まったという。ただし、心配する必要はないと遠藤は言葉を続けた。
「ちょっと説明は難しいというか、複雑なんですけど、別にオペしたところが何かおかしいと言うわけではないので、そこは何も心配してもらわなくて大丈夫というか。でもそこの周りの環境が、結局、腫れが出やすかったりとか、そういうのがある中で、ワンプレーでちょっと違和感を覚えたり。やはり、まだ張りがあって、張りが出ると走るのも左右差があるみたいな感じなので。プレーが全くできないという意味ではなくて。ただ、ここで45分やれたというのが、自分にとっては大きな一歩。3カ月半、それくらい空いていたわけなので。90分やるつもりでもちろんいましたけど、それができたほうが、ちょっとおかしいかなという感じで。個人的にもポジティブというか、これで少し、足には逆に良い負荷がかかったと思うし、良くなっていくと思う」
大事を取ったいうことなのだろう。ここ本番に向けて、さらに上げていくということだった。
「自分がここまで歩んできたキャリアと言うのは、本当に、素晴らしいなと言うのは感じつつ、それはいろいろな人の支えがあってここまでこられてきたわけなので。キャプテンとして挑むワールドカップと言うのは、間違いなく特別なものにはなるんですけど、そこで気負いすぎずというか、自然体で自分らしくやっていければいいのかなと。とにかく、気持ちを前面に出してやっていきたいと思っています」
この日は前キャプテンの吉田麻也が開始10分強プレーし、選手が花道をつくる中で交代するという『セレモニー』があった。その中で改めて吉田からキャプテンマークを託された遠藤は、思いを受け止めた上で気負いすぎることなく「自然体で」本大会に臨むつもりだ。3回目のW杯へ、気持ちの準備は整っている。
「もちろん自分自身のためだけにプレーするわけではないですが、一人ひとりがヒーローになるくらいの気持ちで挑まないといけないと思う。それが結果的に、チームのためになるし、日本サッカーのためになる。今日も交代で出た選手たちが、アシストをして点をとって勝った。そういったシーンは間違いなく、ワールドカップに必要。スタメンの11人だけで戦うのではなくて、やはり全員で、いるメンバー、監督も含めて、戦うわけなので」
森保一監督も強調する「日本一丸」。遠藤キャプテンも同じ思いで「最高の景色を」求めていく。