上写真=31日のアイスランド戦へ向けてトレーニングする遠藤航(写真◎佐藤景)
自分たちからしっかりアクションを起こす
「問題ないですね。基本的にはちゃんとリハビリも向こうでやっていたし、ここで合流するためにやってきたっていうのもあるし。先週、最終戦の前もチーム全体の練習はずっとやってたんで、特にそこらへんは大丈夫です」
遠藤航は、今年2月に左足の甲を負傷し、北中米ワールドカップに間に合うのかどうか、心配されていた。しかし、順調にリハビリを進めて先週末、所属するリバプールで、プレミアリーグ最終節のベンチに入った。プレーできる水準にコンディションを戻し、日本代表の活動に参加した。
「手術は、ドクターにやると言われたら、やるしかないんで。もちろん、そのやり方は2種類あって、1個は僕が選んだ形にはなったんですけど、リハビリは基本的には順調というか、予定通りにやっていた感じですかね。でも、その普通のリハビリのプランよりは早めてプランニングしてやんなきゃいけない状況だったんで、そこは早めに早めにやるっていうか、すごい日程的にはタイトの中でリハビリのプログラムを進めていきました」
メディアの質問に答えるキャプテンは、丁寧に、そして冷静に言葉を紡いでいった。負傷箇所の痛みがまだ完全に消えたわけではないが、しっかりケアをしつつ、引き続きプレーする準備を進めていくという。
「焦っても仕方がないので、とにかく自分にできることをやるしかないじゃないですか。もう与えられたメニューをとにかくやっていくっていうところと、もちろん自分でもプラスアルファ、トレーナーはいるんで、トレーニングとか、リハビリ以外でも自分でやったりはしていました。このチームは僕も長く一緒にプレーしてる人たちが多いし、キャプテンとして、監督と一緒に作り上げてきたいいイメージというか、そういう感覚もあるんで。そういった意味ではすごく、前の(W杯)2回よりはちょっと特別な感情じゃないですけど、キャプテンとして挑むそのワールドカップっていうのは、特別な気持ちにはなりますよね」
合流初日の28日は全メニューをこなした。本人が復帰の舞台として目標にしてきたと話す31日のアイスランド戦で、おそらく久々の実戦となるだろう。
「チーム作りで言うと、今までずっとやってきたものがあるので、プラスアルファ、何か今更こうやっていく、新しいことにチャレンジしていくってことはないと思う。でもしっかり勝ちを目指していく中で、自分たちがどういうスタイルでプレーしていくかというのは大事にはなっていくのかなと思っていて。カタールW杯後に主体的に戦いたいみたいな話をしていたわけなので、アイスランド戦は自分たちからしっかりアクションを起こしていきながら、アグレッシブなプレーを見せたいというのはある。イングランドとかブラジルとか、どっちかというとしっかりブロックを引いてカウンターで取るとか、そういう戦い方もしましたけど、もうちょっと前向きにというか、プレーする機会が多くなるようなゲーム展開していきたいなと個人的には思ってますね」
戦い方の幅を持つことが重要だと森保一監督は繰り返し話してきた。キャプテンもその考えは同じだ。
「俺はアイスランド戦で100パーでやるっていう気持ちでいるので。頑張ります」
遠藤はまず、国立競技場で3カ月ぶりにピッチに立ち、いい感触を携えてW杯へ向かうつもりだ。