北中米ワールドカップに臨む日本代表が5月15日に発表され、FW後藤啓介が選ばれた。所属するシント・トロイデンがオンラインで開催した記者会見で、フレッシュな意気込みを口にした。

上写真=今回の26人の中で最年少。後藤啓介がチームに重要なフレッシュさをもたらす(写真◎Getty Images)

「期待をいい意味で裏切りたい」

 日本代表発表記者会見は、ベルギー時間の朝7時から。

「寝起きだったので、すぐには実感が湧かなくて」

 シント・トロイデンのFW後藤啓介は、そんなふうにして記念すべきワールドカップメンバー初選出の瞬間を迎えたのだという。

「緊張しすぎて(会見を)見れなかったというか、朝寝ていたので、代理人からの電話で選ばれたことを知りました」

 そこで緊張がほぐれたという。

「当落線上でしたし、2回しか代表の活動には参加していない中で、いいプレーはできていましたけど、選ばれる自信はあまりなかったので、心からうれしかったです。小さい頃から夢見た舞台に立てると思うと、ワクワクが止まらなかったです」

 前回のカタール大会当時は17歳でジュビロ磐田U-18の所属。新型コロナウイルスに感染してしまい、でもそのおかげで日本の試合をしっかり見ることができたという。

「スペインとドイツに勝ったときは家で叫びましたし、めちゃくちゃうれしかった。クロアチアに負けたときには本当に悔しくて、でもその反面、次は絶対に自分が行くという気持ちにもなりました」

 4年後、実現してみせた。

「夢見ていた舞台なので思いっきり楽しみたいですし、26人に選んでもらって見られ方もいままで以上に厳しくなると思います。期待値もさらに上がると思うので、その期待に応えられるように、そしてその期待をいい意味で裏切れるような活躍をしたい」

 そのために生かすのは、20歳という若さだ。今回のメンバーでは最年少。森保一監督も「成長曲線を見たときに、大会期間中もさらに成長してチームの力になってもらえる。今と未来への期待を込めて、選ばせてもらいました」と理由を明かした。後藤自身もそれを十分に理解している。

「突き上げというのはワールドカップ期間中も大事になります。それもしっかり意識しながら、臆せずにどんどん突き進んでいきたい」

 日本代表での出場はまだたったの3試合。それでも、191センチの長身と、ベルギーリーグで11ゴールを挙げてシント・トロイデンを3位に導いた得点力は魅力たっぷり。フレッシュなストライカーが日本代表に大きなプラスアルファをもたらすのは、もうすぐだ。

後藤啓介と谷口彰悟がともに会見に臨んだ(写真◎STVV)