上写真=FC東京対東京Vの試合後、メディアの取材を受ける森保一監督(写真◎サッカーマガジン)
「軽傷ではない印象」との報告も
森保監督が視察に訪れる前日、日本にとっては心配なニュースが飛び込んできた。プレミアリーグ、ブライトンに所属する三笘薫が先発したウルブス戦で左足のハムストリングを負傷。58分に交代を余儀なくされたのだ。
そのことについて聞かれた森保監督は「まだ正確な情報としては報告を受けていない。チームスタッフからは、まだどれくらいの回復の期間を要するケガか?と言われてもわからないということでした。軽傷であることを願っていますけど、軽傷ではないという印象的なところは聞いてます」と話した。すなわち、重傷の可能性も現段階では否定できない。
北中米ワールドカップのメンバー26人の発表は15日。あと5日しかない。発表の段階で万全でなくとも、本大会までに、あるいは本大会中に回復の見込みがある場合は選ぶこともあるのか。
「何人かいるのは事実ですし、そこはメディカルが今ヨーロッパに行って練習を見たり、チームとのやり取りで状態を見たり、本人の状態を実際に見ている中で、ワールドカップに向けてどういうコンディションの上がり方が考えられるか、見てくれています。その報告を受けて、ワールドカップでプレー可能かどうか。さらに上がっていくかどうかっていうことを加味して決めていきたいと思います」
三笘の他にも、現段階で負傷中でプレーできていない選手が複数人いる。遠藤航、南野拓実、町田浩樹、そして今月3日に右の鎖骨を骨折した鈴木唯人もその一人だ。
「基本的にはまずプレーをしている選手の中から選ぶということですけど、ただ、ケガのタイミングという部分で、ワールドカップ期間中にプレー可能だということで、さらにハイインテンシティーの中でも戦えると判断できれば、そこは選考の対象として考えていきたいとは思っています」
この段階に来てまた主力に負傷者が出たが、これまで活動の中で、選手はしっかり絞り込んできたとも指揮官は言った。
「これからゼロとか、イチからやるということはもう絶対にないです。あってはいけないと思いますし、(就任)2期目でもずっと積み上げてやってきて、1期目もやらしていただいて、こんなにやってきてる中で、もちろん大体のところは固まっています。あとはケガの状態というところと、今の調子をどうやって見ていくか。最終的にはスタッフと議論して、今の最強と最高ということで、ワールドカップに行けるチーム編成ができるように、メンバーを発表できればと思っています」
振り返れば、森保監督は常に招集した選手について「現在のベストである」と話しつつ、2チーム分の戦力を持つべく活動してきた。すべてはW杯で日本の「最大値」を出すためだ。この日の囲み取材の中でも、改めて現状を受け止めた上で、「最強」のチームを編成し、W杯に向かうと強調した。