日本代表のイギリス遠征2戦目は、「サッカーの母国」イングランドを「聖地」ウェンブリー・スタジアムで破るという最高の結果になった。三笘薫の決勝ゴールを生んだカウンターは鎌田大地が前に送ったパスがスイッチになった。

上写真=鎌田大地がパーマーと競り合う。プレミアリーグでプレーするだけに焦りはない(写真◎Getty Images)

■2026年3月31日 国際親善試合(観衆:79,233人@ウェンブリー/ロンドン)
イングランド 0-1 日本
得点:(日)三笘 薫

「いいコンディションでワールドカップを」

 イングランドに、「聖地」ウェンブリー・スタジアムで、1-0の勝利。日本が歴史的なゲームをやってのけた。

「自分たちが狙っていた試合展開だったと思うし、難しい時間帯でも失点せずにゼロで終われたのは素晴らしい」

 ボランチとして出場した鎌田大地は、いつもと同じ落ち着いた表情で振り返る。イングランドは主力を数人、欠いていて、8人を交代するなど、あくまでテストマッチではあった。それでも日本も7人を交代させながらきっちりと逃げ切りに成功した。

「守備の部分は目の前の相手に負けないところは意識してましたけど、特にボールを持ったときに、少しでも自分たちがキープできるように、落ち着かせれるようにできたらいいと思っていました」

 個々のレベルの高いイングランドがボールを保持する時間が長かったものの、鎌田が普段プレミアリーグで戦う相手も多く、焦りは見られない。日本を落ち着かせるための「間」を作り出し、そして、ゴールへの道筋を作った。

 23分、三笘薫が引っ掛けたボールを拾ってすかさず前へ送ったパスでスイッチオン。上田綺世が落として三笘が左へ展開、中村敬斗が突き進み、中央へのパスを三笘が仕留めた。鮮やかで美しく完璧なカウンターだった。

 追加点は奪えず、終盤には防戦一方にもなったが、鎌田は80分までプレー。ワールドカップのメンバー発表前の最後の試合を歴史的勝利で終えた。

「いまケガ人が出ているので、ケガをしないように。全員がいいコンディションでワールドカップに臨めるのが一番だと思います。劇的にいまから何かを変えることはできないと思うんで、しっかり自チームでいいパフォーマンスをして、いいコンディションでワールドカップを迎えることが大事」

 イギリス遠征を連勝で終えた日本。結果という収穫と、たくさんの反省を手にして、ワールドカップへと向かっていく。