サッカー日本代表は現地28日、イギリス・グラスゴーでスコットランド代表と対戦した。前半から主導権を握って押し込みながら、なかなかゴールは奪えなかったが、84分に伊東純也がこじ開けて、イギリス遠征初戦を1-0の勝利で飾った。

上写真=84分、伊東純也が確実に蹴り込んで日本が敵地で勝利!(写真◎Getty Images)

■2026年3月28日 国際親善試合(@ハムデン・パーク/グラスゴー)
スコットランド 0-1 日本
得点:(日)伊東純也

10人交代で攻撃的に

 前半、日本は多くのチャンスを作り出した。5分、菅原のクロスをボックス内で前田が叩く。ミートできずにGKに処理されたのが日本にとって最初のチャンスだった。10分には藤田がミドルシュートを放ち、29分には藤田、後藤とつないで、佐野航がミドルシュートを放った。

 その後も33分に後藤、38分にも田中がシュートを放ったが、いずれもネットは揺れず。そして前半、日本にとって最大のチャンスになったのが前半のアディショナルタイムのプレーだ。菅原が右サイド深い位置から折り返し、鈴木唯がボックス内でシュートを放ったがブロックにあって決めきれず。

 一方でピンチもあった。9分、左サイドを破られ、マッギンにクロスを許すと、中央でマクトミネイにシュートを打たれてしまう。鈴木彩の好セーブがなければ、早々にリードを奪われていただろう。

 ほぼベストメンバーと言えるスコットランド相手に0-0で折り返した日本は後半開始から3人を交代して臨む。渡辺剛→谷口彰悟、伊藤洋輝→鈴木淳之介と3バックのうち2人を代え、左シャドーの佐野航に代わって三笘をピッチを投入した。

 最初のビッグチャンスをつかんだのは相手の方だった。55分、菅原、瀬古が対応するも右サイドをロバートソンに破られると、ボックス右隅からシュートを許す。またも鈴木彩の好セーブによって逃れたが、日本にとっては危ないシーンだった。

 62分に一気に4人を交代させた日本は(前田→中村、菅原→堂安、鈴木唯→伊東、後藤→上田)、常連組がピッチに増えたことで高い位置からかけるプレッシャーの強さが増す。さらにボールのつながりもスムーズになり、攻撃のテンポも早まった。

 67分のシーンは象徴的だ。鈴木彩のロングキックを上田が下がりながらのヘッドでつなぎ、落としに反応した三笘がスルーパスを供給。一気の加速で抜け出した伊東がボックス内でシュートを放ったが、惜しくも相手GKの正面を突いた。

 71分にスコットランドの主力、ロバートソン、マクトミネイがピッチを退くと、日本が押し込む場面がさらに増えていく。78分には瀬古→橋岡、田中→鎌田、藤田→塩貝と3人を代え、システムも3-4-2-1から攻撃の局面で3-1-4-2になる並びに変更。鎌田がアンカーを務め、2列目に右から伊東、堂安、三笘、中村が並んで、2トップは上田と塩貝で組んだ。

 明らかに点を取りにいくシステムを実装すると、84分に待望のゴールが生まれた。中村が外に流れた三笘にパスを出し、攻め上がってきた鈴木淳がボールを引き取って折り返す。塩貝が触って最後は伊東が相手をかわして冷静に蹴り込んだ。

 試合はそのまま1-0で終了。多くの選手を起用しながらきっちり勝利をもぎ取った日本は『勝って課題を修正する』と望み通りのシチュエーションを整えた。