サッカー日本代表は北中米ワールドカップのメンバー発表前、最後の遠征を行っている。キャプテンでありボランチの要でもある遠藤航は、ケガのため今遠征は不参加。佐野海舟の重要性が改めて問われるシリーズになりそうだ。

上写真=スコットランド戦で先発が予想される佐野海舟(写真◎青山知雄)

遠藤不在の中でどんなパフォーマンスを見せるか

 ヨーロッパの北中米ワールドカップ出場国と戦う今回の遠征で、中盤の守備の柱として期待されるのが佐野海舟だ。ケガにより今遠征には遠藤航が不在。昨年の10月シリーズも遠藤不在の状態でパラグアイ、ブラジルという強豪国と対戦したが、その際も田中碧、鎌田大地とそれぞれ組んで、佐野海は先発を果たしている。

「(スコットランドには)能力の高い選手がたくさんいると思いますし、個人のところで負けないようにというのは大前提。その中でもチームとしてやることが多いし、しっかり守備のところも攻撃の所も自分たちのやりたいことをやればいいかなと思います」

 ここで言う「やりたいこと」とは、チームとして引きすぎず、前向きにボールを奪ってゴールを陥れる戦い方だろう。その中で特に佐野海に求められるのは、相手の攻撃に制限をかけるプレーと、奪ってからのスムーズな攻撃展開だ。

「まずボールに簡単に触らせないことが大事だと思いますし、それがダメだったら次の方法と、切り替えるスピードも、もっと必要かなと思っています」

 スコットランド代表のキーマンの一人、スコット・マクトミネイはナポリで約1カ月の離脱から復帰したばかり。25日の練習を欠席しており、日本戦に出場するかは不透明だ。ただ、対戦するとなれば当然、日本にとって最警戒選手となる。

「キーマンになる選手だと思うんで、そこは必ず潰さないといけない。相手もそこをメインとしてやってくると思うので、まずその対応っていうのを、しっかりやれれば」

 佐野海はすでに、勝利への筋道を明確にイメージしていた。

 前述の通り、チーム事情からフル稼働する可能性もある。いずれにせよ、今遠征は日本代表における佐野海の存在価値を再確認する絶好の機会になるだろう。