上写真=鈴木彩艶が待望の復帰。ヨーロッパの強豪を相手に結果にこだわる(写真◎青山知雄)
脳や目に特化したトレーニングも
守護神が帰ってきた。鈴木彩艶が負傷から復帰を果たして、ワールドカップへ向かってフルスロットルだ。
昨年11月のACミラン戦で相手と交錯して左手首を負傷した。直後の日本代表の11月シリーズはスキップ、リハビリを重ねて今年3月13日のトリノ戦で復帰した。
「4カ月という初めて経験するリハビリ期間でしたけど、常にワールドカップという目標を持ちながら、その先を見ながらできたかなと思います」
4カ月を無駄にはしなかった。「手術して3日後からもうガンガン動き出した」とすぐに自分を駆り立て、「左手は使えなかったですけど、そこ以外のところは全部やってました」と全身を鍛え上げた。
「左手が使えなかったので、右手中心のトレーニングになったりとか、脳のトレーニングや目のトレーニングをしたり、いろんなことをやっていました。最悪、右手で取れればいいかなと。復帰して左の感覚を戻しながらという感じです」
ワールドカップという目標に向かって、総合的にスケールアップする時間にした。握力も一時は8kgまで落ちたというが、50kgまでリカバー。右手の60〜70kgと遜色ないところまで回復した。
日本代表では、欠場したガーナ戦、ボリビア戦で早川友基がゴールを守って無失点で切り抜けている。「まだ痛みと付き合いながらやらなきゃいけない」のも事実だが、今回のスコットランド戦とイングランド戦は自らが絶対的な守護神であることを改めて証明するゲームになるだろう。
「アウェー2連戦、相手もレベルが上がったチームということで、いままでとは違ったタイプで、特にイングランドは選手の個の部分が素晴らしい。そこへの準備は自分としてもしっかりしたいですし、結果にはしっかりこだわっていきたいと思います」